View of the World - Masuhiko Hirobuchi

August 07, 2005

ウイニングショット -学生へのメール

テニスの選手や野球の投手には「ウイニングショット」というものが必要です。「勝つための一打」「決め手」「決め球」といったものです。「ここ一番」という時に、ウイニングショットを持っていない選手は勝利を得ることはできません。私も中学・高校生のころは卓球の選手でした。およばずながらウイニングショットは持っていました。自分の得意の域内に球が来たときに、確信をこめて打ち出すボールです。さて、就職に臨む学生諸君には、面接というものが「真剣勝負」だという認識があまりないようです。会社側の人間に好意をもってもらおうとか「いい学生と思われたい」という意識が強すぎて、面接が人間としての存在を賭けた一対一の勝負だという意気込みが乏しいのです。したがって、自分の能力や魅力の「決め球」「ウイニングショット」を放てないまま試験場をあとにします。自分では「うまく行った」と思って帰ってくる。しかし結果は「不合格」ということが非常に多い。それはやはり入社試験を受ける身として、会社に貢献できる「ウイニングショット」のイメージがないまま試験に臨んでいるからだと思います。自分を売り込むには、過剰にあるいは嫌味に売り込みすぎてはいけません。しかし売り込み足りないのはなおいけない。表現はさり気なくとも、「自分が御社に入れば、こういう貢献ができます」ということを、ずばりと言ったほうがいい。相手の胸にずしんと残るようなウイニングショットを開発しておきたいものです

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COMMENTS

1 : HANA : August 7, 2005 09:49 AM

 初めまして。HANAと申します。monkeyさんのブログから参りました。

 私には難しいかしらと思ってちょっとしり込みしましたが、分かりやすくて共感が持てる文章にほっとしました。

 とはいっても、まだ「ウイニングショット」しか読んでいませんので、これから他の文も読ませていただきます。

 実は私もバドミントンをやっていますので「ウイニングショット」は本当に実感しています。(もちろん、私にはない!)

 ウイニングショットがないのももちろんなのですが、ウイニングショットを使えるような状況に持ち込むこともなかなかできないのが私の現状です。

 バドミントンでも人生でも決め所に決め球を使えると気持ちいいだろうな。


[from Hirobuchi]

HANA様

ブログ上の拙文をお読みいただきまことにありがとうございました。学生のうち最優秀な人たちへ元気がでるようなメールを週に1度送っていますが、けっこう反響があります。そこで「もっと多くの方にお読みいただこう」ということになりまして、自分のHPに載せてみた次第です。政局や国際問題についても、一般のメディアには載らない見方をお伝えしてゆきますので、今後ともよろしくお願いします。お子様のことがご自身のブログで紹介されていまして、心あたたまる思いがしております。お健やかに成長されますようお祈りしております。