View of the World - Masuhiko Hirobuchi

August 21, 2005

サンドイッチは常に複数 -学生へのメール

日本の飲食店や交通機関で使われている英語がいかにでたらめであるかは、よくいわれていることです。英語ができる人で、まともな神経の持ち主たちは、こうした英語に接してイライラし、かなり命を縮めています。中でもひどいのが「サンドイッチ」です。コーヒーショップやレストランの表示のまず90パーセント以上が、 Sandwich と単数になっています。ここはだれがなんと言おうとも(だれもなにも言わなくとも)、断固として複数でなければならないのです。Sandwiches です。メガネや鋏(はさみ)と同じです。彼らは単数では役に立ちません。相棒(?)がないハサミでは、紙も布も切れないでしょう。scissors (シザーズ)が永遠に scissors でなければならないように、サンドイッチ は永遠に sandwiches なのです。これは「挟む」相棒のパンがあってはじめて成り立つ食べ物ですからーー。ためしにイングランドへ行ってごらんなさい。どんな小さな場末の店でも、100パーセント「サンドイッチス」となっています。

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COMMENTS

1 : tiakujyo : August 21, 2005 10:31 PM

ごめんなさい。 先生方は、間違いに怒ってらっしゃるのに、
私は、このお話の書き方が読んでいて、楽しくてなりません。
いいんですよねぇ、ユーモアこめてお話してくれてるのですもの。

2 : 湖の騎士 : August 29, 2005 09:09 PM

このメールは割合い学生にも好評でした。知的悪女さまは「ユーモアがある」と言ってくださり、非常に嬉しいです。今後もこういうタッチを心がけます。

3 : KKK : October 4, 2005 12:38 AM

 サンドイッチと聞いて思い出したのが…「人の名前」。小学生のときにある本の付録に「サンドイッチの由来は?」という記事がありました。その人はトランプゲームが好きだったのですが、ゲームの間に何か食べることはできないかと考えた結果、トーストの間に具を挟んだものをサンドイッチと呼ぶようになったそうです。人の名前からきているのというと他にもあると思います。アメリカのハリケーンも当てはまるのかな…