View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 03, 2005

外套と短剣 Cloak and Dagger -学生へのメール

外套と短剣などといきなりいわれても困るでしょうが、これは古典的なスパイ・工作員のことです。大体二百年くらい昔の霧のロンドンやパリの街角で、外套(クローク)に身を包み、さっと短剣(ダガー)をかざして暗殺すべき相手を一刺しにし、闇の中に消えてゆくというスタイル! 国際的な謀略が渦巻いていた時代の、今から見れば時代おくれのスパイたちへの形容詞です。今どきこんな工作員はもういないと思ったら大間違い。貴方の知らないところで、闇から闇へと移ってゆくこうした忍びの者たちは厳然と存在しているのです。「外套と短剣」というように、二つの異なる物を対比させて語ってゆくと、物事の本質はよりよく見えてきます。たとえば「赤と黒」です。これが何を指すかは次回のお楽しみということでーー。
Cloak and dagger -- A symbolic expression of espionage in the old days.

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COMMENTS

1 : fujimino : September 4, 2005 10:54 PM

外套と短剣、ヨーロッパの方達に取って、表徴的な姿なのでしょうね。
良く映画などにも出てきますし、現代の映画やSFを駆使した未来の映画にも、そんな姿に似た登場人物が出てきますから。
今は短剣の代わりにサイレンサーになるのかも知れませんが・・。

赤と黒と言えば、スタンダールの同名の小説の主人公ジュリアンソレルを思い出します。
高校時代に読んだ本ですが、赤と黒の意味にとても興味を感じた記憶があります。
解説を期待しています。

「白の巨塔」とか、「砂の器」など、ちょっと意味合いが違いますが、何か男の宿命的な弱さというか、そんな事を感じてしまいます。
そうそう「金色夜叉」の主人公もある意味そんな所があるかもしれません。

話がそれてしまいました。
申し訳ありません。

2 : ラ・マンチャの男 : September 4, 2005 11:31 PM

fujimino様 
こういう古典的な(?)スパイのイメージさえもあまりない若者が多いのが現状です。「赤と黒」についても、昔の学生とは理解が違います。しかしそれも厳然たる日本の姿ですから、真正面から受け止めて対処していくしかありません。今後ともボヤキはあまり言わずに笑いのうちに大事なことを語ってゆきます。よろしくお願いします。なお「湖の騎士」はあまりにカッコよすぎるとの批判(?)があり、このたび改名しました。これもまた批判を受けるかも知れませんがーー。

3 : fujimino : September 6, 2005 02:12 PM

ラ・マンチャの男も素敵な名前です。

折角ですから、お乗りになっている車には、「ロシナンテ」なんて名前を付けて・・・。
学生さん宛の簡単なメールなどに、「風車」のロゴを入れたりして。
ちょっと味わいがあるかも知れませんし、学生さんの知的好奇心をくすぐるかも知れませんね。

余計な事をまた書いてしまいました。ゴメンナサイ。

4 : ラ・マンチャの男 : September 6, 2005 09:43 PM

fujimino様 元気が出てくる書き込みを有難うございます。愛車にロシナンテという名前をつけてはどうかというご提案はすばらしいです。私の車はロシナンテよりもくたびれているかも知れません。ダルシネア姫がいないのが残念ですがーー。