View of the World - Masuhiko Hirobuchi

June 15, 2006

究極のインサイダーは福井さん -

日銀の福井俊彦総裁が村上ファンドに出資していたことが発覚しました。この件をめぐって小泉総理も安倍官房長官も「責任は問わない」という姿勢ですが、これは強固な官僚組織を敵にまわさないための配慮だろうと思います。日銀総裁といえば、「究極のインサイダー」ではないですか? 金利の上げ下げを含め、重要な決定は彼の腹ひとつで決めうる立場です。潔く辞任するのが当然でしょう。上から言われてないからとか、辞めれば市場に混乱が起きるとか、国際社会で評判がよいからとか、そんなことは居残る口実にはなりません。村上世彰氏にしてみれば「福井さんもうちの出資者になっていますよ」といえば、ずいぶん新しい顧客を開拓できたでしょう。大体、これほどうさん臭い人物も珍しいのに、その人物の本質を見破ることのできなかった自分の不明を恥じるべきです。黙って1日も早く辞めることを奨めます。小泉さんも安倍さんもいつまでも庇うことはありません。とっとと辞職勧告をしたらどうですか?

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COMMENTS

1 : yoyo : June 15, 2006 07:54 PM

経済界、金融界、政界のややこしいからくりは 皆目理解できないけど,辞任せずに終われば,どんな言い訳をしても 不信感だけが増幅して 金融政策が滞るのではないでしょうか?
早速 タイムリーな記事を投げかけていただきました。
でも誰か レクチャーしてくれなくては yoyoには 難しい!
コメントが楽しみです。

2 : 湖の騎士 : June 15, 2006 08:31 PM

yoyo様 ご出発前のお忙しい中をコメントくださりありがとうございます。いくら言い繕っても、今回のことは福井さんが悪いです。ごちゃごちゃ言わずにスパッと辞めるしか道はありません。こんな嫌な話は忘れて思い切り日光を浴び、ハワイでの日々をお楽しみください。

3 : 悠々 : June 15, 2006 09:01 PM

福井俊彦と言う人は、副総裁時代に日銀の不祥事で詰め腹を切らされ辞任した人ですよね?
人の噂も75日、事もあろうに総裁として返り咲いた訳ですから、日銀という組織には人材が余程払底していたんでしょうかね?
総裁への復活劇の裏側は知る由もありませんが、責任を取ってやめた人が臆面もなく総裁の椅子に座る程の鉄面皮の人なのですから、廣淵先生が期待するような自発的な辞任なんてする訳はないと思います。
それを無理に辞めさせるのには、今度はどんな裏取引がされるのか、しっかり監視する必要がありますね。

4 : ひばり吹雪 : June 15, 2006 09:46 PM

日銀総裁といえばスポーツでいうジャッジマンです。オーナーです。ほぼ,マーケットを取り仕切るといっても過言でないと私的に考えております。ジャッジマンは全てを平等に扱わなければなりません。副総裁の時になぜ,追放させなかったんでしょう?
やった福井氏も福井氏ですがそれを見てみぬふりし続けてきた永田町の方々もいけないのではないかと考えます。

5 : 湖の騎士 : June 15, 2006 10:11 PM

悠々様 仰せのとおり福井氏は副総裁の時に、部下が起こした不祥事のために日銀を追われ民間にシンクタンクの理事長をしていました。このころ村上ファンドに出資したのですが、許せないのはこれを「浪人中のことだから」という人がいることです。世間に認められたれっきとしたシンクタンクの理事長が「浪人中の」片手間仕事なんですか。許せない暴言です。そこの親会社は株式も公開し、多数の株主に支えられた、いわゆる「パブリックカンパニー」です。日銀マンにあらずば人にあらずという思い上がりを感じます。とにかく若いころから「日銀のプリンス」と呼ばれて大事にされてきた福井氏には、通常の人間の持つ「常識」というものがよほど欠けているのでしょう。私は彼にも近く「天罰」がくだると思っています。これではメール事件で世間を騒がせた永田議員のお粗末さと変わらないではないですか。

6 : 湖の騎士 : June 15, 2006 10:16 PM

ひばり吹雪様 福井氏は副総裁の時に、一度部下の不始末の責任を取らされて日銀を辞めて民間のシンクタンクの理事長をしていました。ほとぼりが冷めて日銀に総裁として帰ってきたのですが、こんなアンフェアなことをしていたのですね。村上ファンドへの出資は単なるミスや不注意ではすまされない重大事件です。こういう問題に関心をお持ちとは、貴女は大したものです。将来どこまで大きく育つかが楽しみです。