View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 25, 2006

タフガイと水玉のタイ論ふたたび -

今日(25日)の朝日新聞「天声人語」欄をお読みになりましたか? [げん担ぎは何ですか。自民党総裁選の投票日に、こう聞かれた安倍晋三氏は立候補表明の日と同じネクタイにしたと答えた。「家内が、よいと言うので」という濃紺と銀系のしま模様だった]ーーという書き出しで始まり[「タフガイは水玉模様のタイを締めない」。こんな記事が本紙の投稿欄に載]ったことがある。米国などでは、煮え切らない人物がよくする柄だとの見方が広がっているそうだ]ーーと続きます。この「タフガイは水玉のタイを締めず」という記事を「論壇」に書いたのが、じつは私でした。1994年12月のことです。

タフで毅然とした意志決定ができる男は水玉模様のタイを締めないーーということは、このブログでも一度書いたことがありますが、今日の朝日の記事は理論的には800万人の読者の目にふれることが可能であったわけです。しかし世間の人々は、そういう記事を書いたのがどこの誰だったかも、またその当人がこういうブログに記事を書いていることも知りません。世間は狭いようでじつに広いなと思います。
なにはともあれ、『スヌーピーの処世哲学』があと2、3日で店頭に並ぶという直前に「天声人語」があの大反響を呼んだ「水玉のタイ」論を憶えていて再現してくれたことは、私にとっては大きな喜びです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : September 26, 2006 12:25 AM

昨朝の天声人語は読みました。
天声人語は私が必ず目を通すコラムですが、昨朝の論調は面白いなと思って読んでいました。
その原典が廣淵先生の「マスコミが水玉のタイを持ち上げた日」であることには思い至りませんでした。
ネクタイの柄で人柄を判断するというのが当たっているかどうかは分かりませんが、日本のマスメディアが自己主張出来ない、付和雷同型であることには異論はありません。
マスコミまでが「みんなで渡れば怖くない。」式の感覚ではオピニオンリーダーの役目は果たせません。
産経とか日経などにそれを求めはしませんが、朝毎読位はしっかりした見識を持って自己主張して欲しいものです。
『スヌーピーの処世哲学』オーダーしてあるのですが、未だ入手できません。
手にはいるのは水曜日あたりになりそうです。
楽しみに待っているのですが、、、、

2 : 湖の騎士 : September 26, 2006 02:27 PM

悠々様 水玉のタイというのは優柔不断な男が締めるものだとの「知識」がまず日本のマスコミ人間の間になかったのです。それを知らないで、海部俊樹さんの水玉が「クリーンな人柄の象徴」というふうに持ち上げてしまったのが、政治部の記者たちでした。海部さんはそれですっかりいい気分になっていたのです。しかし彼と会う米英の要人たちは、「この男はリーダーシップに欠ける」と見て内心軽蔑していました。欧米の人間は日本人よりもずっと長い間ネクタイを締めてきたのであり、「好み」で大体の性格分類をしてきたのです。とにかく私の記事は日本のマスコミにきわめて大きな反響を呼びました。政治家がネクタイの柄を気にしだしたのはそれ以後です。私も「天声人語」は読み損ねており、友人がメールで「君のことが載っているよ」と教えてくれたものです。

3 : HANA : September 26, 2006 10:07 PM

 今朝の朝日新聞のコラムは読んでいませんが、「水玉のネクタイ」の記事は覚えています。ブログに書かれていたのを読んで「ええ!!あの記事を書いたのが・・・・!!」と驚いたのでした。

 「スヌーピーの処世哲学」が届きました。あまりにうれしかったので写真を撮ってブログに載せちゃいました。 

4 : tiakujo : September 26, 2006 11:25 PM

 「スヌーピーの処世哲学」
あらあら、私にはまだ届いてませ~~ん。
HANAさんブログに訪問して、写真を見てきました。
ホントに、すてきにできあがってますね。
さっそく、催促しなくては、、。

5 : 湖の騎士 : September 27, 2006 09:04 AM

HANA様 水玉のタイのことを憶えていてくださってありがとうございます。次に私の本をネットでご購入いただき厚く御礼申し上げます。着くのが早いですね。それにご自分のブログに写真までお載せいただき本当に光栄です。お読みいただいた上で、どしどし悪口をおっしゃってください。

6 : 湖の騎士 : September 27, 2006 09:07 AM

tiakujo様 本屋さんに注文した方がネットよりも少し遅いのでしょうか? 今日明日中にはお手元に届くと思います。どうかびしびしとご意見をおっしゃってください。「ここがちょっとおかしい!」というふうに。よろしくお願いいたします。