View of the World - Masuhiko Hirobuchi

November 01, 2006

北朝鮮は暴発しなかった -

アメリカが北朝鮮に金融制裁を強めたために「北はやがて暴発する」という論が日本のマスコミに相当流れました。これに対して「北は暴発なんかしない。ぎりぎりまで追い詰められたところから初めて交渉が始まる」と唱える論者もいました。早大の重村智計教授は「暴発しない」という論者です。「暴発するのは日本だけ。自国の基準で他国を見てはいけない」というのが氏の主張です。10月31日に、北朝鮮が6か国協議に復帰すると発表されました。重村氏の指摘が正しかったことになります。それでもまだ「あまり追い詰めると北は暴発する」と唱えている人がいます。やはりどうしても自国の(自分の)価値観で他国を見ているのでしょう。「外れた」と思えばあっさり兜(かぶと)を脱ぐいさぎよさがほしいものです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : November 2, 2006 09:02 AM

北朝鮮が六カ国協議のテーブルに戻ることになったというニュースは嬉しいです。
果たしてきちんとテーブルに着いてくれるのか心配は残りますが、北朝鮮の国家指導部が又やんちゃな考え方に戻らないことを祈りたいです。
北朝鮮では、金総統は飾り物の傀儡で、北朝鮮国家を操っているのは複数の指導部員ではないかと私は考えています。
その指導部にも派閥があって、国家の意思が揺れ動くのだろうと推察しているのですが、その振幅の中で国際協調の方向に動きが変わってきたという事なのでしょう。
原爆を投下しないまでも、ウランやプルトニゥームをそのままばらまかれただけでも被害は甚大になるのですから、恐ろしいです。
そうゆう恐ろしいことをやりかねない国が話し合いの席に着くと言うことだけでもとても良いニュースです。

2 : 湖の騎士 : November 2, 2006 09:12 PM

悠々様 北朝鮮が6か国協議に帰ってくるのはいいのですが「我国はすでに核をもっているのだから核保有国として扱え」と要求するでしょう。しかし米中露は北を「核保有国とは認めない」と思います。北はこの協議の最中も「ああだ、こうだ」と駄々をこね、その間に核技術を進化させていく懸念があります。事の成り行きは非常に複雑な頭脳的駆け引きになっていきます。この頭脳ゲームに一番追いついていけない国があるとすれば、それは韓国です。韓国が協議の足を引っ張り、障害になる可能性は十分にあります。

3 : yoyo : November 4, 2006 01:08 AM

記事とは全く関係ありませんが、ペルー旅行から帰って来ました。事前に世界史をもう少し見直していくべきだったと反省しております。日本では想像できない 景色、価値観、社会情勢、でした。先生がコメントされた "コンドルは飛んでいく”を読んでいたことで問題意識が持てたように思います。
インカの黄金がヨーロッパに与えた影響?なども興味深い世界史です。(インカの人々にとっては 精神をも曲げられる屈辱だったのでしょうが・・) 今尚 先進諸国の進出が 貧富の拡大を助長しているように思います。利権を持っている階層に群がる汚職は後を絶たないようです。

4 : 湖の騎士 : November 4, 2006 01:30 PM

yoyo様 お帰りなさい。ペルーで実に多くのことを見て帰られたようですね。あの国はスペイン人の血に近ければ近いほど社会の上層部にいることができ、原住民に近ければ近いほど虐げられているようです。白人たちは、庶民の希望を荷って登場したフジモリ大統領を潰してしまいました。これにはアメリカも大きく絡んでいます。日本のマスコミ人の中には、フジモリ大統領が左翼ゲリラによるテロに屈しなかったために、彼を批判する者もいました。ペルーに希望が見えないのは悲しいことです。