View of the World - Masuhiko Hirobuchi

November 15, 2006

米民主党勝利で日本はどうなる? -

アメリカの中間選挙で民主党が大勝し、上下両院で過半数を占めたことは、日本のマスコミでも大きく取り上げられました。しかし多くの日本人はこの選挙が自分の生活にどう響いてくるかについて、ほとんど考えていないように思います。国外で起きたニュースは、まず「一過性」のものと受けとめる習慣が何十年も染み付いています。だが今度の選挙ばかりは、この先々きわめて重大な影響を個々の日本人の生活におよぼしてくるのは確実です。ずばりと言って「日本はますます苦境に立たされる」ということです。この流れがつづけば、2年後には民主党の大統領が生まれる可能性が高い。その政権は「反日的傾向がきわめて強い」でしょう。小泉さんが中国と対立していたからなどとは全く関係がないことです。前大統領のクリントン夫妻は、非常に親中国的であり、反日的でした。小泉政権が誕生する前の話です。この夫妻は中国の情報機関(スパイ組織)から、多額の政治献金(賄賂)を受け取っていた、という驚くべき事実を実例を挙げて発表している日本人の評論家がいます。ワシントン在住の伊藤貫(いとう かん)という人です。彼の近著『中国の「核」が世界を制す」(PHP研究所、1470円)』には、この間の事情が詳述されています。この人の論に賛成するかどうかはともかくとして、日本を取り巻く情勢はきわめて厳しくなることは確実です。「そのうちなんとかなるさ」という感覚を捨て、せめて「どうなっていくのだろう」と真剣に考えつつ、マスコミ報道に対することが必要です。他国の核と謀略に対して対抗する軍事力なき日本では、国を守り自分の生活を守るのは「賢い世論」だけです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : November 19, 2006 09:31 PM

USAにしてもUKはじめ欧州各国にしても、政権交代が出来るのは、民意が健全な証ですね。
日本では首相が替わるものの、依然として自民党政権が居座ったままですから、何をしても自民党は安泰だという驕りが有るように思えます。
そうゆうおかしな状態を変えるには先生が仰る通り、賢い世論の形成が不可欠ですが、国民の政治意識は低いままです。
その上、教育基本法の改正を持ち出したりして、国を愛する国民を作るとか動き出しています。
国を愛する気持ちは、愛するに値する国造りが先決で有ろうと思います。
国際情勢と日本の現状を正しく伝え、国民の意識を高める事が
今のメディアに求められますが、その動きは緩慢です。
中には政権におもねるような報道さえ見受けられます。
廣淵先生のような方が、1万人位居ないと現状打破は出来ないのではないでしょうか?

2 : 湖の騎士 : November 19, 2006 10:40 PM

悠々様 もし日本人が今のままののん気さで生きてゆけるのなら、私はそれでもいいと思います。しかしそうした日々はもはや続かないでしょう。次のアメリカ政府が(たぶん2年後の民主党)中国と手を組んだ場合の恐怖を想像して対処することが、どうしても必要です。私は一般の人々やマスコミが政府を支持する危険よりも、「迫り来る危機を感知できない鈍感さ」が最大の危険だと思います。私程度の感度を持った人は10万人単位ではいると思いますが、百万人単位にふえてほしいものです。