View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 17, 2006

郷愁のジャンク船 -

この1つ前の記事で、アメリカ西海岸から東海岸まで、「がらくた」を送ったはずの請求書の額がとてつもなく高いものになっていた。なぜなのか? と書いたところ、たちまち noblesse obligeさんと悠々さんに見破られました。そうです、このNBC社員は、自分が太平洋に浮かべて楽しんでいた、あの中国の「ジャンク船」を東海岸まで「会社のお金で(カンパニーアカウントで)送ってよいのか?」と聞いたのでした。早合点したボスは、「どうせ大したものじゃないだろう」と思って「OK」を出したのですが、あのジャンク船を大西洋岸まで運ぶとなると大変な費用がかかったでしょうね。まさか南米を経由して、あるいはパナマ運河を経由してということはないでしょうから、トラックか列車に乗せて、ロッキー山脈を越え、中西部の大平原を越えて五大湖あたりまで運び、そこからは水路でNYまで行ったのだろうと思います。ある年代以上の人にとっては「ジャンク」は即「ジャンク船」でした。中国の海にはこの船が無数に浮いていました。それは郷愁を誘う風景でした。でも心ある中国人には、「近代化に乗り遅れた祖国」の象徴であり、屈辱の対象だったのかも知れません。

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