View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 24, 2006

硫黄島で考えた戦争と平和 -

標記のタイトルの記事を月刊誌「WiLL」の2月号に書きました。硫黄島を訪問したのが13日。14日は朝から夜11時半までかかって原稿を仕上げるというハードスケジュールでした。この島での戦闘のことを知らなければ、日本の「今」も世界の「平和」も語れないだろうという思いからこれを書きました。ご一読いただければありがたいです。高校時代の友人がさっそく読んで、感想を送ってくれました。さらに親しみやすい記事を年内にこのブログに載せるつもりです。パソコンが不調で、しばらく記事を更新していませんでしたが元気です。

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COMMENTS

1 : yoyo : December 24, 2006 09:27 PM

楽しみにしています。 更新が無く心配しておりました。
お忙しい毎日なんでしょうね。くれぐれも御自愛の程。

2 : 湖の騎士 : December 24, 2006 11:03 PM

yoyo様 ご心配いただきありがとうございます。14日は一日中集中して原稿を書いていただけにさすがに疲れましたが、その後元気にしております。やはり激戦の跡を訪れた気持ちというのは格別ですね。見えなかったことが、ずいぶんはっきりと見えてきたように思います。

3 : 小龍 : December 26, 2006 01:35 AM

こんばんは、こちらではお久しぶりです。

先日は久々に声を聴けて、非常にお元気そうで何よりでした。
暖冬とはいえ、まだまだ寒い日が続くと思いますので
くれぐれもお体にはお気をつけ下さい。

早速今日「Will」を購入して先生の記事を読ませていただきましたが、
非常に共感できる有意義な記事でした。
劣悪な環境のもと、祖国の為に散っていった祖先を思うと胸がつまります。

過去の戦争を汚点とし、平和を奇麗事で語る「〝自称″平和主義者」が蔓延する中で、
これから後世にどのようにして過去の歴史の本質や真実を伝えていくのかと言うことを考えさせられました。

過去の戦争を美化せず、しかし決して卑下することも無く、
ただ歴史の真実を幅広い視野で直視し、相対的に理解する事が大事な事なのかなと思います。

4 : 湖の騎士 : December 26, 2006 09:48 PM

小龍様 すばらしいコメントをありがとうございます。あの記事にも書いたように、歴史を学ばないで「自分の感覚だけで」平和を語っている人々が、いかに世界中の軽蔑を買い、日本の評判を落としているかを考えたいものです。栗林忠道という中将は、本当に立派な人だったらしいです。サイパン島に彼のような司令官がいたらということを、小室直樹さんも書いておられますが、大本営には人を見る目がなかったのでしょう。いきなり話は飛びますが、安倍総理にはくれぐれも人の起用を誤らないでいただきたいものです。すでにいくつもの人事上の失敗をしていますからーー。どうかお元気で!

5 : 悠々 : December 29, 2006 05:41 PM

「WiLL」の2月号の記事を拝見しました。
百聞は一見にしかず、というのは本当ですね。
テレビや新聞で見るのは見たのではなく、見せられているのですから、実地を自分の目で見るのとは違いますからね。
水もろくにない灼熱地獄で戦う厳しさは、先生の記事で実感できました。
私の父はインパール作戦に従事して戦死したのですが、私が五年前にミャンマーを観光で訪れても、ジャングルの凄惨な行軍は体験できる訳ではありませんでしたが、この地で父が死んだんだ!と言う実感は感じる事が出来ました。
仏塔の傍に落ちていた小石を拾って帰りました。
芝の増上寺で引き渡された父の骨箱には、木の粗末な位牌しか入っていなかったから、帰国して、母にビルマの石だよ、と言って渡しました。

6 : 湖の騎士 : December 29, 2006 11:04 PM

悠々様 お帰りなさい。早速「WiLL」をご講読いただきありがとうございます。字数に制限はありましたが、「現地を訪れた感じがよく出ている」と言ってくれる友人たちがいます。やはり現地へ行ってみてはじめて分かる歴史の重みを感じました。悠々さんの父上はビルマで亡くなられたのですか? この時は指揮官の判断ミスが悲劇を招いたと言われていますね。私の叔母(母の妹)の夫はニューギニアで戦死しました。悠々さんがミャンマーに行かれて現地の石を拾って母上に渡されたというお話は感動的です。形容詞や感情的な言語をいっさい用いずただ「事実」だけを淡々と述べておられるところが人を動かします。

7 : noblesse oblige : January 1, 2007 12:57 AM

WiLLを早速購入致しました。誌を10%オフで購入したにもかかわらず、駐車料金で200円もかかり余計に高くなってしまったというヘマもしましたが・・・。
家に帰り早速拝読させて頂きましたが、のどの渇きや硫黄臭さなどは、写真を見ていただけでは分からず、どれだけ過酷な環境下で戦っていたのかが思い浮かばれ、また先生の言葉の一つ一つに重みが感じられます。
私自身、実際にベトナムへ出向きベトコンゲリラ達がアメリカ軍に対抗する為に作った地下トンネルの中へ入ったり罠を見てきたりしましたが、今まで中学高校で習った歴史はいったいどれだけ真実を語っていたであろうかと疑問に思いました。特に、ある時期の社会科の教師からは毎日のように憲法9条を覚えこまされた記憶があります。何も知らずに平和平和というだけの空論に終わらず、歪曲されずにフェアな視点で歴史を知り理解していくことが大切ではないかと思います。

8 : 湖の騎士 : January 1, 2007 09:45 AM

noblesse oblige様 「WiLL]をご講読くださりありがとうございます。たしかに写真で見ていたのでは、喉(というより舌)の渇きや硫黄の臭い、あのすさまじい暑さは伝わってきません。あの島は本当に「物事の真実」を考えさせる所です。しかしもし一般の人が自由に行けるようになったら、なんにも考えない人たちが大挙して押しかけて、島は荒れ放題になるでしょう。憲法9条を唱えていれば平和が保てると思うような人々が多すぎる日本の現状は恐ろしいです。