View of the World - Masuhiko Hirobuchi

January 01, 2007

硫黄島を訪ねて(1) -

2006年12月13日、いま全国的な話題となっている硫黄島に行ってきました。この島に対する日本人の関心が高いのは、いうまでもなくクリント・イーストウッドが製作・監督した二本の映画「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」によるものです。私たちを乗せた自衛隊のC-1型機は、午前10時に埼玉県の入間基地を飛び立ち、一路南に1、200キロ飛んで約2時間後に島に着きました。乗っていたのは、東京にある「日本外国特派員協会(通称外国人記者クラブ)」のメンバーです。イギリス、フランス、オーストリア、ポーランド、アメリカ、バングラデシュ、台湾などから来た特派員10名と日本人の正会員4名でした。これは「取材」旅行ということではなく「硫黄島に対する理解を深めるための勉強会」ということになっていました。クラブが「参加希望者」を募ると、搭乗可能な人員の約3倍が申し込みました。そこで厳正な抽選が行われ、私は幸運にもくじに当たったというわけです。付け足しますと、日本人として正会員になれる資格は、日本のメディアの特派員として、外国で3年以上を過ごし、帰国後もメディアに属してジャーナリスト活動を続けている者ということになります。私がこのクラブに入会したのは、1977年のことです。
上空から見た島は、かねてから言われているように、きわめて小さく見えました。飛行機の上から見るとなんでも小さく見えるものです。しかし実際にバスで移動してみると、「思ったより大きな島だ」という実感が湧いてきました。米軍は「5日で落とせる」と見ていたのですが、守備する日本軍は栗林忠道中将の指揮のもと、塹壕にもぐって戦い36日間も頑強に抵抗を続けたのです。1945年(昭和20年)2月19日から3月の26日まででした。
まず今日は「導入部」としてここまで記させていただきます。

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COMMENTS

1 : dashi : January 1, 2007 12:40 PM

明けましておめでとうございます。
今年もお元気に活動を始められた様子、何よりです。引き続き楽しみに読ませていただきます。
記者クラブのことなど、裏話が伺えるのも興味深いです。

ところで「スヌーピーの処世哲学」、良く売れてるみたいですね。近場でずいぶん探しましたがみんな「売り切れ」で、注文するのもね〜と思っているうち、やっと戸塚の友隣堂にありましたよ。
なかなか含蓄のある内容でためになりました。Stupid can! 等、スゴク哲学的です(笑)。どっちか言うと若者向けだと思うので、これから娘に回しますが、愛読すると思います。
それからご報告、私のブログでもちらっとこの本の紹介をさせていただきました。お恥ずかしいですが。http://dashisroom.seesaa.net/article/30552502.html


2 : 湖の騎士 : January 1, 2007 08:52 PM

dshi様 コメントをありがとうございます。硫黄島はあと2回は続けますのでよろしくお願いします。拙著『スヌーピーの処世哲学』をお読みくださり、貴ブログでもきわめて正確なご紹介を賜わり、心より御礼申し上げます。お嬢さんがこの本を好きになってくれるとなおありがたいです。