View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 15, 2007

没落への道を歩む自民党 -

自民党はまたしても没落への道を歩み始めています。圧倒的多数の議員が福田康夫氏を総裁にということで固まっているそうですが、きわめて危険で愚かな選択です。福田、麻生太郎両氏の「政策」をじっくり聴いてから、両者の長所短所を理性的に判断した上で選ぶということがどうしてできないのでしょうか。せめて1週間、国民の前で「柔軟で開かれた政党」をアピールする「芝居」だけでも続ける知恵がほしいところです。安倍総裁を雪崩現象で選んだ時と、まったく同じ精神がこの党を支配しています。この程度の判断力では、没落への道をひたすら歩んでいると思われても仕方がありません。麻生がよいか福田がよいかを決める前に、「自分たちの精神構造はどこかおかしいんじゃないか?」と考えることがまず必要でしょう。とにかく両氏の意見を十分に聴き、国民の反応も探った上で、「今日は福田支持と思ったけれど、明日は麻生支持に回るかもしれない(あるいはその逆)」という議員が、せめて半分だけでもいてほしいものです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : September 16, 2007 12:25 AM

総裁選挙が単に自民党の親方選びだけであるなら、誰が総裁に選ばれようと、所詮は自民党内のコップの中の嵐ですから、国民は傍観していれば済みますが、それが国の総理大臣の椅子と直結しているのだから、傍観している訳にはいきません。
現状は麻生、福田両氏の一騎打ちらしいですが、どちらにしても五十歩百歩というところです。
それにしても先生が仰る通り、二人の政策論争も聞こえてこないし、国民に対するアピールもありません。
今の捩れ国会では、自民党総裁が、自動的に国の首相を勤めるというのはおかしな事です。
他の先進国同様、首相は国民の直接選挙にしなければ、正確な民意は反映されません。
それにしても、自民党は学習能力の欠如した団体ですね。いまだに派閥の原理とご都合主義で総裁選びに狂奔して居るんですから。

2 : 湖の騎士 : September 16, 2007 08:17 AM

悠々様 自民党員の中に「自分は派閥の親方のいうとおりではなく、良心および良識にしたがって総裁を選ぶのだ」という人間が多数でてくることがこの党を救い、日本を救うことになるのですが、そこがわかっていないです。小泉チルドレンも昨日は福田擁立で拳を振り上げていました。頭が狂っています。

3 : HANA : September 16, 2007 09:57 AM

本当に進歩しませんね。

>小泉チルドレンも昨日は福田擁立で拳を振り上げていました。
本当ですか?信じられません。政策も信念もあったもんじゃありません。

安倍さんが辞意を表明してすぐに麻生さんが有力視されたときは「他にいないの?」と思いましたが、次の日には「福田氏優位」の報・・・。

自民党の中での自分の位置をどう保つかでどちらを指示するか決めるからすぐ反応するんでしょうね。

4 : 湖の騎士 : September 16, 2007 06:29 PM

HANA様 自民党の判断力のなさと民主党の「国際音痴」ともに心配です。民主党がもっと正確に世界で起きていることを認識すれば、世論は民主党政権を待望するでしょう。先週までは国民は自民党に半ば愛想をつかしつつも、「民主党では危ない」と思っていたと思います。しかしこの党首選びを見ていて「自民党の意思決定の仕方はあまりにもムードに流れすぎていて理性的判断ができない政党だ。これなら少し危なっかしいが一度民主党に任せてみるか」という気になっている人がかなりいるのではないかと思います。小泉チルドレンは節操も定見もないことを露呈しました。小泉路線を引き継いでいるのは明らかに麻生氏です。福田氏は小泉路線の修正をしようとしていることは、高校生が見ても明らかです。

5 : matsutan@小龍 : September 18, 2007 01:52 AM

先生ご無沙汰しております。


政治家達もそうですが、国民の政治に対する状況判断能力のあまりの低さに落胆しています。

国民は戦後教育の影響で国の事を考えなくなった所為か、
政治にも全く関心を示さなくなり、その結果、報道メディアの報道に度々世論をフラフラと揺り動かされている今の「骨抜き」の状況に私は大変危機感を感じています。

国民や政治家達は世間で媚中と言われている福田氏を、
「食品問題」や「異物混入玩具の問題」等々を抱える対中国貿易や、
北朝鮮の拉致問題などアジア外交に於いて重要な時期だというのに、何故今の時期に彼を推すのか甚だ疑問に感じてなりません。

私が思うには、政治家の金銭的問題が報道によって明るみに出た事による国民の反発を福田氏なら丸く治められるのではないかと、そういう期待もあるのかもしれないと感じました。
イメージさえ良ければ国民は納まるのではないだろうかと。

私はそんな期待感を政治家達に持たせてしまっている今の国民に少なからず責任があると思っています。
悪く言えば舐められている、と。

もっと国民は政治に関心をもち、報道メディアに左右されない
その時々に応じた本質を見抜く能力と状況判断能力という、
芯となる「骨」を身に付けなくてはいけないと思います。

このままでは国内政治は悪くなる一方ですし、
更に外交能力の低下も併発し、国際社会での日本の立場も危ういものになる危険性も孕んでいるのではないでしょうか。


ともかく、今の政治家の足を引っ張る報道メディア、判断能力の欠けた国民、ご機嫌取りの政治家達に「活」を入れてやりたい、そんな心境です。

この悪い流れを断ち切る特効薬はないものでしょうか・・・

6 : 湖の騎士 : September 18, 2007 10:00 AM

小龍様 久しぶりに鋭いコメントをありがとうございます。昨日の朝日でも今日の産経でも、福田氏の支持は55%を越しています。これは14日(金)のメディアが、自民党内の福田氏への雪崩現象を伝えたための影響だと思います。大体「立候補するとは思いもかけなかった」と言い、「そこまで推されるのなら出る」という福田氏は、自ら決断するという主体性がない人です。状況を見て動く人間は、外交においても相手が強く出れば引っこんでしまうでしょう。日本の舵取りは任せられない人です。この状況への特効薬は今のところありません。しかし数か月以内にはそれが世に出るはずです。ときどきこのブログを注視していてください。