View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 18, 2007

紳士は状況を見て動かない。原則で動く -

昔からジェントルマンというのは、状況によって動くものではない。原則にのっとって行動するものだーーという名言があります。少なくとも紳士の本場とされるイギリスでは、このことは国民各層の間に浸透しており、指導者ともなると「状況を見て判断する」ということを口にするのは恥ずかしいことでした。ところが今回、自民党の総裁選びにおいて、福田康夫氏は「思ってもいなかったことだ」「しかし状況がこうなったからは」と総裁選への意欲をみなぎらせました。これは世界の紳士諸君の目から見れば、恥ずべきことです。「この男には原則がないのか。状況(つまり「風の吹きまわし)で動くのか」と見られてしまったのです。このことの重大性を自民党の派閥のボスたちはだれ一人気づいていません。しかし、この「原則のなさ」が、やがて国民に見破られて自民党の重大な破局に結びついてゆく気がします。しかし、今のところは「国民もまた無原則」で、このことが信じがたい「福田支持率」に結びついています。

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COMMENTS

1 : 悠々 : September 19, 2007 12:24 AM

「福田さんは人の話を良く聞く人だから、適任だ。」というコメントを自民党のお仲間がTVのインタビューで応えていました。
「君子豹変す。」なんて言葉もありますから、臨機応変の対応が為政者の大事な資質だと思いこんでいる人が多いみたいですね。
武田信玄が「動かざる事、山のごとし。」と評されていますが、自己の信念に基づいてドッシリ構えることが、信頼を勝ち取る大切な要素だと思います。
百万人といえどもわれ行かん! のような信念の確固たる人は今の自民党には居ないですね。

2 : 湖の騎士 : September 19, 2007 10:14 AM

悠々様 昨日伊吹文科相が「福田さんは人の言うことをよく聞く」と言ったのは「私の言うことを聞いてくれる」という意味でしょう。聞いたあとで「実行するかどうか」はわかりません。福田さんは他国の言うこともよく聞く人で、「自分がこうしたい」というはっきりした主張はない人だと思います。