View of the World - Masuhiko Hirobuchi

January 14, 2008

悩める青春への特効薬 -

今朝(14日)のNHKテレビで、3年前に成人式を迎えた若者たちのその後を扱った特番を放送していました。自分の希望する職業に就けて、張り切って仕事をしている男子もいれば、ウエディング・プランナーとして活躍し能力を買われて結婚式場の支配人になったのに、それが重荷となってストレスに圧し潰され転職して再起をはかっている女子もいました。得意な人も挫折して失意の中にいる人も、一様に真剣に生きようとしていました。もともと「出来のよい」若者ばかりを選んで取材したのでしょうが、こういう姿を見ていると、少し希望が湧いてくる気がしました。気に入らない者を簡単に殺す若者のことが、しばしばテレビニュースになる昨今ですが、日本の若者の大多数は、今日の番組にあるような、地味な努力をしながら「明日をつかむ」ことを夢見ているのだろうと思いました。もし挫折している若者が周囲にいたら、「挫折から立ち直る特効薬はユーモア感覚だ」と伝えてください。ユーモアさえあれば、人間は自分のしていることも他人がしていることも、なんだか可笑しく見えてきます。思い詰めて自暴自棄になったり、すべてを社会のせいにしたりはしないものです。

[Post a comment]

COMMENTS

1 : 悠々 : January 15, 2008 05:14 PM

昨日のテレビは私も偶然見ていました。
「今時の若い者は・・・」という嘆きは昔から当時の若者に言われ続けてきた言葉のようですが、そこを何とか凌いで今の日本がある訳です。
嘆かわしい若者はどの時代にも居た訳ですが、その何十倍もの立派な若者が存在していたのですね。
現在のご時世でもNHKが取り上げた若者のような人物は沢山居るはずですが、ニュースなどになるような突飛な、或いはとんでもない行動はしないから目立たないだけだと思います。
彼等が担う次世代の日本も捨てた物ではなさそうです。
劇画や漫画から学んだユーモアでも良いから彼等はそれを糧に良い時代を作ってくれることでしょう。

2 : 湖の騎士 : January 15, 2008 08:34 PM

悠々様 同じ番組を偶然ご覧になってほぼ同じ感想を抱かれたとのこと。こういう地道な努力を続けている若者も沢山いるのだということを、メディアはもっと伝えてほしいですね。そうすれば、悩んでいる者も「自分だけが悩んでいるわけじゃないんだ」と自信がつくでしょう。そこからよりよい循環が生まれてくると思います。

3 : 悠々 : January 16, 2008 12:01 AM

日本のマスコミは、役所の悪口、若者のだらしなさ、犯罪被害者に対する執拗な取材、等々社会の暗い面にばかり熱心な報道をしますが、ポジテブな面についてはあまり関心を持たないようです。
「豚も煽てりゃ木に登る」 誰しも褒められれば自信がつくし張り合いが持てるから更に頑張って見ようという気になります。マスコミの目の付け所をちょっと変えてみてくれたらきっと良い結果が出ると思います。

4 : 湖の騎士 : January 16, 2008 09:29 PM

悠々様 ご指摘のとおりです。メディアは社会の欠陥ばかり拡大するのではなく、美点は美点として伝えるべきです。そのことで若者は自分に自信を抱き、未来についても確信をもって行動できます。もっとファインプレーに拍手するような空気が出てきてもらいたいものです。投書や電話で「肯定的レポートをほめる」ことも有益でしょう。私もそういう実践を心がけます。

5 : 悠々 : January 17, 2008 12:10 AM

褒めることは大事な指導法ですよね。
私も絵を描くから、後輩に指導を求められることがあります。
後輩が描いた絵を見て、駄目なところを指摘するのは簡単ですが、此処が駄目、と言うよりは、此処は良いね、と言う方が良いと思っています。初心者の絵で良いところを探すのは苦労しますが、どこか良いところがあるものですから、そこを褒めてあげます。その後で良くないところを、此処をこうするともっと良くなるから、、、と言ってあげます。褒め7分、貶し3分と言うところを心掛けています。

6 : 湖の騎士 : January 17, 2008 09:37 PM

悠々様 褒め方にも個性がありますね。自分の「柄にもない」褒め方をすると、相手はいち早くそれを見抜きます。ですから嫌みなくさらりと人を褒めることができる人というのは、すばらしいと思います。悠々さんは、きっと褒め方が上手なのでしょう。褒められた後輩諸氏は「この人は無理をして褒めてはいない。心から褒めてくれているのだ」と感じていることでしょう。

7 : 悠々 : January 18, 2008 09:33 AM

右翼が良くやる「褒め殺し」は戴けませんが、絵に関しては、自分が上手く行った、と思っているところを褒められたとき、自分が気付かなかった所を褒められたとき、どちらも嬉しいものです。
その人の持っている良い点を探して上げるというのはこちらも楽しいことです。悪い点なら、こちらが言わなくてもご本人も気付いて気にしているのですから、そこは、こうすれば良くなる、と言うヒント・サゼッションをして上げるのが良いと思っています。

8 : 湖の騎士 : January 18, 2008 10:39 AM

悠々様 昨日は企業経営者の勉強会に私も一聴講者として参加しました。著名な大学教授が講師として招かれ、「今の大学生はちょっとでも厳しいことを言われるとそこで完全に挫折してしまい、それ以上努力しなくなってしまう。企業でも若い社員にやる気を起こさせるのは大変だ」と語っていました。世界の先進国で、上司や教師からの批判に最も耐えられなくなっているのが日本の若者だと思います。そういう人たちを相手に、楽天の野村監督はよく目的意識を持たせ、辛いことに耐えることを教えています。あんまり若者を甘やかすと、今度は国際的な交渉の場などで役に立たない日本人ばかりができてしまいます。厳しさと褒め方の微妙なバランスというのは、実にむずかしいと思います。

9 : 悠々 : January 18, 2008 11:09 AM

相手の良いところを適正に評価し、欠点・弱点については克服法をさり気なくヒントを与えそれにどう対応するか見守るアフターケアーをする。という事が良い結果をもたらすと思います。叱りっぱなしでは相手は落ち込むか、努力して改善する意欲を失うだけではないでしょうか?
大学の先生がそこまでやる必要はないという考え方もありますが、親身になって教えるというのも大事なことです。

10 : 湖の騎士 : January 18, 2008 09:21 PM

悠々様 充実した往復書簡という形にして下さってありがとうございます。ここで学んだことは大きいです。褒めるのも、昔の師匠(マイスター)が弟子に対したような厳しい教えも共に必要だと思います。特に本当に一芸に秀でる志を持った弟子は、師の厳しい指導に耐えてゆける「強さ」が必要でしょう。ご自身の体験談をお聞かせくださりありがとうございました。