View of the World - Masuhiko Hirobuchi

March 09, 2008

近ごろの男子は女々しい(?) -

現役の女子学生数人の話を聞く機会がありました。けっこうみんな話題が広くて、政府の対外認識がピントはずれでやきもきしている様子などがうかがえ、「しっかりと物事を見ているな」と思いました。そうした会話の流れの中で、「近ごろの男子学生をどう思うか?」という話になっていきました。はじめは「頼りない」とか「なにをしたいのか定まっていない」とか、「方針がふらふらしている」といった批判が出てきましたが、それではまだるっこしいと思ったのか、そのうちの一人が「男の子たちは女々しい」と言ったのが、強く印象に残りました。この表現はテレビなどで男性が使えば、たちまち女性の視聴者からクレームがつきそうな言葉です。とくにジェンダーフリーとかフェミニストとか言われる女性たちは、「女性差別だ。絶対に許せない!」とねじこんでくるでしょう。たしかにこれはネガティブな表現です。しかし22歳くらいの同性が言えば、彼女たちもこぶしの振り上げようがないのではないかと思います。この学生がいささか古めかしいこういう表現をしたのは、この言葉以外では表現できなかったからでしょう。若者と接する機会がある人は、この表現の適切さに同感されると思います。問題なのは、世界の同年輩の男子がすべて女々しいわけではないということです。韓国や中国でも、アメリカでもロシアでも、しっかりした男子学生はいくらでもいます。では日本ではなぜこういう男子が多いのか? それをちょっとご一緒に考えてみたいものです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : March 11, 2008 08:55 AM

「目病み女に風邪引き男」「水もしたたるいい男」なんて言葉が江戸時代からあるのですから、見た目がナヨナヨしている男がもて囃されるのは今に限ったことではないのでしょうね。
問題は見た目ではなく、中身の方ですが、「男らしい」なんて表現はどうかとは思いますが、自己を確立できたしっかりした考えを持っている男性が少なくなっているというのは私も常々感じていました。それを同世代の若い女性たちも感じ取っているとすると、事態は深刻ですね。
「みんなで渡れば怖くない、」式の考え方や行動を平均化したものを良しとする教育が普く行き渡ってしまい、個を主張することが出来ない若者が増えた結果同世代の女性に迄見くびられる男性が増えてしまったのでしょう。嘆かわしいです。

2 : 湖の騎士 : March 11, 2008 10:16 AM

「男らしい」という表現をテレビで使えば、噛みつく女性は噛みつくでしょうね。しかし若い女性たちは思いのほかに、男らしい男に憧れているようです。片や「やさしい男」が大もてですが、真の「やさしさ」は男らしい男の方が持っているものでしょう。その辺のところが分からずに、右往左往しているのが今の日本の現実だろうと思います。ちなみにこの記事の女子学生が言った「女々しい」の意味は、「うじうじしている」「いつまでも未練がましい」「決断力がない」といった意味でした。