View of the World - Masuhiko Hirobuchi

March 18, 2008

『頭にちょっと風穴を』への反応状況 -

『頭にちょっと風穴をーー洗練された日本人になるためにーー』(新潮社)が出版されてから、50日目に入りました。この間の反応や読後感、売れ行き状況についてのご報告をします。(1)熱い反応ーー「すばらしいご本」「ユーモアがいっぱい」「感動した」「謎解きの面白さがある」「普通はくっつきそうもない話題がくっついて1つのエッセイを構成している。落語を聴いているような楽しみがある」ーーといった熱烈な反響。これがほぼ6割 (2)無反応ーー「早速購入しました」というメールやブログへの書き込みが発売直後にあった人々で、今日までまったく反応がないケースが8件ほど。せっかく買ってくださったのに反応がないというのは残念ですが、それには理由があるのだと思います。推測するに「難しくて読みこなせない」「読むには読んだがどういう読後感を述べていいのか分からない」「ここで扱っているテーマは大きすぎて自分には興味がない」といったことが原因しているのではないかと思われます。もっと気楽にご意見がいただければありがたいです。(3)書評Aーー「週刊ダイヤモンド」の3月1日号で櫻井よしこさんがすばらしい書評を書いてくださいました。この本の特徴を、数々の具体的な実例があり、ユーモアがあり、笑いを抑えることができなかった例もあると述べておられます。櫻井さんはまた本の帯に「今までにこれほど面白く世界を語った本はない」とも書いてくださっています。 書評B--月刊誌「WiLL」4月号で菊池寛賞受賞のジャーナリスト石井英夫さんが「コンドルと車輪の物語」を中心に、迫り来る危機に鈍感な日本人とインカ帝国の人々との類似点を述べた私の説に共感を示しておられます。二つの書評は共に身に余る光栄です。 (4)売れ行き状況ーー首都圏がやはり強いです。新宿紀伊国屋本店、新宿南支店、大手町紀伊国屋、神田の三省堂本店、同有楽町店、ジュンク堂各店、横浜の有隣堂各店では好調に伸びています。これがやがて大阪、名古屋、福岡、札幌というふうに広がって行ってくれることを期待しています。破格なのは秋田で、ここの読者はすばらしい方々がそろっているようです。首都圏の中には店長さんがご自分で読み、感激して「この本をぜったいに売ってみせる」という努力をしてくれている例もあります。横須賀の平坂書房モアーズ店ではある大組織の部長さんが、「定年退職の歓送会をしてくれる職場の人々へのお礼として」大量に買い上げてくれることになりました。「本当に本を愛する人々の間に」静かに支持を広げつつあります。今後もぜひお力をお貸しください。

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COMMENTS

1 : Rei67hiraku : March 22, 2008 09:38 AM

相変わらず軽快で幅広い知識。私も話の
ネタにさせていただきます。
札幌の友人、名古屋の友人に紹介中です。
先生のサインを本に頂いてください、と、
言ってる友人がいます、今度横浜で一杯
やる時にお願いします。

2 : 湖の騎士 : March 22, 2008 12:42 PM

Rei67様 札幌と名古屋のご友人にお薦め下さり、本当にありがとうございます。喜んでサインさせていただきます。昨日、前日銀副総裁の藤原作弥さんの書評が載った雑誌「経済界」が送られてきました。藤原さんは、ミュージカル「李香蘭」の作者としても有名な方です。拙著の中の「神と潜水艦とスパイ」がいちばん勉強になったと言っておられます。ありがたい書評です。

3 : 悠々 : March 23, 2008 10:16 AM

先生の御本を拝読していると頭に風穴が開くと言うより、目から鱗が落ちるという方が私には合っています。
知らないことや、うっかり見過ごしていたことなどが満載で、この年になって初めて知らされたことなどばかりで、先生のあらゆる方面にご博識でかつ観察力の鋭さには、敬服いたします。
内容が濃いから、ながら読みとか飛ばし読みができません。
緊張して全てを吸収したいなどと欲張った読み方をするからなかなか先に進めません。
読了してからお礼のコメントをしたいと考えておりましたが、それでは何時になるか分からないので、まだ途中までしか読ませて頂いておりませんが、とりあえず良い御本に巡り会えた幸せを喜び、御礼申し上げます。

4 : 湖の騎士 : March 23, 2008 10:38 AM

悠々様 コメントありがとうございます。昨日、近くに住む大学の同期生とコーヒー2杯とシュークリームでこの本について話しました。彼は「字が小さすぎる。思い切って5項目ほど減らし、活字をもっと大きくして行を空けるべきだった。中身が濃いので俺もまだ読了していない」と苦言を呈していました。悠々さんのお気持ちと一致しているのではないかと思います。テレビ朝日の元社長の一人は「面白くてやめられず、おかげで寝不足になった」と最高の褒め言葉(あるいは文句?)をプレゼントしてくれました。各人各様にお読みいただけるだけでも幸せです。どうかごゆるりとお読みください。