View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 09, 2008

マケイン対オバマーーどちらが優勢かーー -

アメリカの大統領選挙は日本でも大きな関心事になっています。長い予備選挙と党員集会などの模様が詳しく伝えられるために、「自分はこの候補の方がすぐれていると思う」という人物評が出来上がっている人が日本人の中にも多いようです。ではマケインとオバマどちらが優勢なのか。どちらが大統領になった方が、我々の生活にプラスになるのでしょうか? 各種世論調査では両者の人気はほぼ拮抗しているように見えます。では「勢い」ということになるとどうでしょうか? この点で見るかぎり、マケイン陣営の方が優勢のようです。
民主党の党大会(コンベンション)前後からのNYタイムズをかなり克明に読んでいますが、昔から民主党支持の同紙が、オバマ候補がかならずしも優勢ではないことを伝えています。はっきりとそうは言わないのですが、行間からにじみ出るトーンがオバマ苦戦を匂わせていました。彼の言う「チェンジ!」も少々色褪せてきた感じでしょうか。マケインが副大統領候補にペイリン知事を選んだことは、大きな驚きでした。オバマが選んだ重鎮バイデン候補よりもはるかに新鮮で意外性がありました。
いま、私は両者の「指名受託演説(アクセプタンス・スピーチ)」の全文を読みなおしているところです。指名受託演説というのは非常に重要で、これの出来不出来で選挙の行方が決まるといっても言いすぎではありません。一言一言を噛みしめながら、11月4日まで緊張感をもって両者の動きを追いたいと思います。新しい発見があれば、あらためてご報告します。

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COMMENTS

1 : 悠々 : September 9, 2008 04:40 PM

アメリカ合衆国大統領の選挙は長丁場を戦い抜いての決戦ですから全国民が関心を持って自分たちの大統領を選んだという実感があると思います。
日本の場合、政権党の内輪事で総理大臣が誕生してしまうから国民は自分たちの代表だという自覚は持てません。
これが国政が国民と乖離しているもっとも大きな原因だと思います。
私も次期総裁が誰になるかよりも、オバマかマケインかの方に関心があります。
先生の次のご記事を楽しみに待っています。

2 : 湖の騎士 : September 9, 2008 11:05 PM

悠々様 アメリカの予備選挙はテレビもラジオも飛行機も電話もない時代の制度で、現代にあっては時間がかかりすぎだとの批判もあります。それでも国民に一人一人が、自分で納得して投票できる候補を探せるのはすばらしいことです。そしてまた「敗者」たちの弁がいいですね。ヒラリーにしても、トンプソンにしてもジュリアーニにしても、自分を破った者を称えています。自民党の中のスケール小さき総裁選では、興奮することができません。こうなったら新政権ができて、野党と100日くらいかけて論争してから解散総選挙ということになってほしいですが、やはり選挙は近いのでしょうね。