View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 29, 2008

中山暴言を逆手に取る法 -

ここまで呆けた発言をする大臣がいるとは、麻生首相も考えなかったでしょう。それも初めはこの人を大臣にするなどとは考えていなかったのが、町村派の猛烈な巻き返しにあって、しぶしぶ国土交通相に起用したのだそうですから、無念の思いは強いと思います。しかし政治は結果責任で、麻生氏に無理矢理中山起用を迫った人の責任は問われず、「任命した者が悪い」というのが、世間および野党の言い分です。まさに麻生内閣にとって、打撃の度合ははかり知れぬものがあります。こういう中で公明党は10月3日解散を首相に迫っています。しかし麻生さん、今度も「人の言うことを聞いてはだめ」です。いま解散をするよりは、予算審議をじっくりやることです。野党の攻勢を恐れず、悪かったことは悪かったと謝り、日本のいまをどうするかを正々堂々と議論してほしい。その過程で野党の言うことの矛盾がかならず露呈されてくると思います。世論が野党に対して厳しくなった時点で解散するのが賢明というものです。
もうひとつ、この逆境をプラスに生かし起死回生のホームランに繋がる提案をします。それは「中山氏を自民党候補としては公認しない」ことです。その印象は強烈です。「自民党はそこまで反省しているのか」となり、世論の風の向きは劇的に変わるでしょう。政治の玄人の間では「そんなことできっこない」ということになるのでしょうが、「失言をした者は閣僚ポストを失うだけでなく、議員ポストも失うのだ」という緊張感がみなぎってきます。中山氏に本当に反省の念があれば、立候補しないのが一番ですが、本人はやる気満々です。ここは党が英断を下して、公認しないのが最上策です。党利党略ではなく、「原則を貫くのだ」という厳しさ、果断さをぜひ見せてほしいものです。

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COMMENTS

1 : 職人希望 : October 1, 2008 02:08 PM

反野党の意見をこれだけマスコミが取り上げてくれるのは、なかなかないのでは?今回の騒ぎで、自治労=民主党、日教組=民主党というイメージが少なからず印象付けられたのではないでしょうか?発言は別として、その後の中山氏のマスコミでの発言については、賛同している(反対していない)幹部陣が結構いるのでは?と勘ぐりを入れてしまいます。彼が自治労、日教組のことを言い続け、マスコミが取りあげ続ければ、その真偽に関わらず、サブリミナル効果のように上記のイメージが国民の頭の片隅に残ってしまいそうです。
公明党の票がいかほどは分かりませんが、連立解消も念頭にいれた戦いを模索してもいい時期か、と思います。連立解消→民主と公明の連立となれば、野党の印象はさらに落ち、公明党の票が加算されても、結局は相殺されませんかね?

2 : 湖の騎士 : October 1, 2008 03:01 PM

職人希望様 まさに逆転の発想ですね。中山氏の暴言がサブリミナル効果となって国民の耳の底に残るというところまで考えうる人はそういないでしょう。ご指摘の効果はたしかにあるでしょうね。それにしても中山氏は喧嘩の仕方を知らなさすぎました。居酒屋あたりで言うべきことを、公の場で言ってしまった感じです。もっと知恵を働かせ、隠忍自重して日教組に喧嘩を売るべきでした。これでは単なる「ぼやき」です。ところでもし自民党、とくに町村派に本当に知恵者がいれば、中山氏に因果を含めて「君を公認しない。党のため日本のために死んでくれ。そうすれば結果的に君はヒーローになる」と説き伏せて、出馬を断念ささるところでしょう。それができるくらいなら、もっととっくに立派な対応ができていたのでしょうから、「無いものねだり」だとは思いますが、国会解散と同時に「自民、中山氏を公認せず」という見出しが踊れば効果は絶大だと思いますがーー。