View of the World - Masuhiko Hirobuchi

October 25, 2008

「庶民感覚」とホテルのバー -

麻生太郎首相がマスコミから叩かれています。夜な夜なホテルのバーで飲むのがいけないのだ、ということで、社民党の福島瑞穂党首などに「庶民感覚とはかけ離れていますね」と語らせています。皆さんはこの現象をどう思われますか? たしかに一般庶民の生活が苦しい時に、ホテルのバーで高いお酒を飲むというのは感情的には許せないことかも知れません。しかし総理大臣はなにがなんでも「庶民的」でなければならないのか? むしろ庶民的でありすぎると大局を見る目を失ってしまうということはないのか? かつて土井たか子氏が社会党の委員長だったころ、「ラーメンが好きだ」と発言し、マスコミはこれを「庶民的」なることの表れとして大いに持ち上げたことを思い出します。しかし「ラーメンが好きなことと国民を幸せにする見識・政策を持つということの間には何の関係もない」のです。ましてや世界の海千山千でしたたかな指導者たちと対等にわたり合うためには、ラーメン好きといった感覚はマイナス要因になりかねません。一流のレストランで欧米の指導者と歓談するだけの教養を持ち、メニューの選択にも自ずとセンスが表れ出るような指導者の方がよほど役に立つのではないでしょうか? 麻生氏がホテルのバーでそういうセンスを磨いているとは思いませんが、マスコミの麻生攻撃は、あまりにもちまちましすぎ、スケールが小さすぎます。記者の個人的恨みつらみを公器であるメディアにぶつけているようで、品性を疑われる報道です。一国の最高リーダーたるものがいかにあるべきかについての歴史的・国際的な認識がないための報道であり、恥ずかしいかぎりです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : October 25, 2008 09:09 PM

ホテルのバーはそれが一流ホテルであっても、利用料金は高くは有りません。良い酒を飲んでも酒の値段だけですから、銀座のバーとはまるで違います。10年もの位のスコッチでもバーボンでも一杯が1000円程度で飲めます。女性のサービスがないからそれでホテルは採算が取れるのです。私のお財布でもゆったりした気分で飲めますから、場所は庶民的ではないかも知れませんが、庶民が行けない場所ではありません。
私は帝国ホテルのバーがお気に入りで時々飲みに行きます。
麻生太郎首相はおそらくニューオオタニ辺りにお出かけかと思いますが、値段はそれほど変わらないと思います。
オフの時間の行動については公人であってもプライバシーは尊重するのが大人の嗜みではないでしょうか?

2 : 職人希望 : October 26, 2008 11:30 AM

悠々様の意見に私も賛成です。
お金がある人は、実はとても質素で、時間やカネやモノを大切にしているものですよね。静かな時間が、わずか数千円で手に入るのですから、いいお金の使い方だと思います。時間を大切にしているのを、横からちょっかいをいれるのは、とても不快に感じます。これらの報道に携わるひと、さらに同調する政治家は、時間を大切にしない、不真面目な生き方をしている人間としか評価できません。
ただ、毎晩バーに行くのは、庶民感覚うんぬんよりも、家庭が心配です。ハードな仕事だからこそ、家族との時間も大切にして欲しいものです。

3 : 湖の騎士 : October 26, 2008 02:49 PM

悠々様 時々帝国ホテルのバーで一杯というのは、ダンディです。日本にもっともっと悠々さんのようなダンディな人がふえてほしいものです。新聞は「庶民感情」を煽って、なんとか麻生首相をいびろうとしていますが、「お主もちと了見がけち臭いのう」と思っている読者や視聴者がたくさんいて、そういうことをあげつらうメディアを軽蔑しているのだということが、分かっていません。銀座のバーで夜な夜なというのなら、批判する気持ちも分かりますが、安全面でもしっかりしているホテルのバーでスコッチの2杯や3杯飲んだっていいじゃないですか。悠々さんのダンディズムに乾杯!

4 : 湖の騎士 : October 26, 2008 02:58 PM

職人希望様 きわめて良識ある大人のご意見だと思います。重要人物にとっての「時間の大切さ」という切り口が新鮮です。そして家庭が心配というところまで頭が回ることに感心しました。麻生さんもそこは心得て、ほどほどに切り上げて帰宅し、奥さんと番茶でも飲みながら会話をしているのではないかと思います。とにかく攻撃するのなら、もっと「為政者としての本質にかかわるところ」を突いてほしいものです。この攻撃の仕方は、いかにも「了見が小さすぎる」という感じです。