View of the World - Masuhiko Hirobuchi

April 11, 2009

ドイツの森にリスを放つと -

ドイツの森がいかに広く深く全国を掩っているかを語るたとえ話として、南ドイツのどこか(たぶんミュンヘン)の森にリスを一匹放つと、そのリスは一度も地上に降りることなく、ずっと木から木を伝わって北ドイツのハンブルクあたりの森まで行けるーーというのがあります。問題はそのリスの行動を誰が見ていたのかということであり、そういう昔の環境が今も保存されているかどうかですが、この話はかなり有名なたとえ話です。ヨーロッパの南では、ローマのような石造の大都市が、2000年以上も前から栄えてきましたが、ゲルマン(ドイツ)人は長く森に住み、悪魔や妖精や北の空を駆ける神々との一体感をもっていました。森は民族のDNAと深く結びついていました。非常に理屈っぽいわりには、時に理性では計り知れない情念に駆られて行動するドイツ人の性格というものは、ニュースなどを視聴しているだけでは分からないものです。それはフランス人についても、イギリス人についても、アメリカ人、中国人についてもいえることです。「日々のニュースの背後にある隠された諸真実」 Truths Behind World News というものを、ユーモアを込めて探っていこうという願いから、「世界それホント? 会議」という番組が生まれました。スタートしたばかりです。アクセスは http://world-really.cocolog-nifty.com/blog/ になさってください。
画面に三つのTVセットが出てきます。左上のTVの真ん中にある三角をクリックすると、「番組全体の狙い」「最初のご挨拶」が出てきます。これをご覧になったら右側の大きなTVの中の三角をクリックしてください。いずれも私がコメンテーターとして出演しています。前回の記事で、アクセス用のアドレスの最後のスラッシュ( / )が脱けていました。失礼いたしました。限られた分数ですので、ドイツの森と民族の情念の深い分析にまでは行っていませんが、エレベーターの話からリスのたとえ話へと想像を拡げています。ぜひご視聴ください。制作はニフティ株式会社です。

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COMMENTS

1 : 悠々 : April 11, 2009 07:15 PM

ミュンヘンからハンブルグまでリスが北上できるかどうかは別として、ドイツが環境保全に力を注いでいることは事実です。
バーデンバーデンという都市に立ち寄ったとき、未だマルクを使っていた頃でしたが、フランスからドイツに入りマルクを買おうとして銀行を探したのですが、この町は中心部にはくるまではいることが出来ないシステムで、外周部に車を置いてバスに乗り換えなければならないのです。市街地に清浄な空気をと言うことのようです。両替は諦めてすごすご引き下がりました。
「世界それホント? 会議」木曜日に更新と言うことでしたが、先生の番組は未だ新しくなっていませんでした。
先生がご出演なさるのは月一回位なのですか?
楽しみにしていますので、大変だとは思いますが、楽しい話を聞かせて頂きたいです。

2 : 湖の騎士 : April 11, 2009 08:43 PM

悠々様 貴重なコメントをありがとうございます。まず「木曜日に更新」の件ですが、今週は始まったばかりですので、来週の木曜には変わるはずです。私は毎週出演しています。どうかよろしくお願いします。番組では瞬間的に音声が消えてゆきますので、あまり考えこませるコメントはしないようにしていますが、それでも「地上波のテレビではそこまでは言えない」コメントを心がけています。次にバーデンバーデンで車が中心部に乗り入れできないというのは見上げたものです。この町は温泉地として有名ですね。(名前そのものが「風呂」という意味だと理解していますがーー)。日本だったら車利用客大歓迎ということになるでしょうが、観光よりも環境に力を入れている様子がうかがえてたいへん参考になりました。

3 : ねこ屋亭主 : April 11, 2009 10:28 PM

更新について。(プロデューサーより)
動画は隔週木曜日に更新します。動画の更新がない木曜日は文字情報を更新します。今週は「それホントピックス」の「ロンドンのマクドナルドは緑色」がそれです。グーグルマップへ誘導してありますので、ストリートビューで「緑のマクドナルド」を確認できます。

4 : 廣淵升彦 : April 12, 2009 11:03 AM

ねこ屋亭主様 更新日についてのお知らせをありがとうございました。コメンテーターとして、正確に把握しておくべきことでした。プロデューサー殿に助けていただいたわけで、恐縮しています。読者の皆さんも「ソレホントピックス」の「緑のマクドナルド」をぜひご覧ください。職場でもご友人との会話でもお役に立つと思います。