View of the World - Masuhiko Hirobuchi

May 12, 2009

小沢辞任を外国紙はどう伝えたか -

11日夕方の記者会見で小沢一郎民主党代表は辞任すると表明しました。その理由は、「政権交代のために」「党内の一致団結が必要だから」というものでした。どうもわかりにくい、西松建設からの献金問題はどうしたのだーーと思った人は多かったでしょう。しかし日本の新聞は、小沢氏のコメントを正確に載せていました。こうした見出しをいくら読んでも事の真相はわかりません。ところが、外国のメディアはずばりと事の本質に迫ります。ニューヨークタイムズが編集し、日本では朝日新聞と提携している「インターナショナル・ヘラルlド・トリビューン」紙は「小沢スキャンダルで辞任」と書いています。日本の国際的比重が軽くなり、しかも野党の党首の辞任表明ということで、1面では扱われていませんが、3面でかなり大きな扱いでした。「党内の結束」とかなんとかいうよりも「スキャンダルで辞任」という方がよっぽどわかりやすい気がします。この辞任劇については。意見をお持ちの方も多いでしょう。どうかご意見をお寄せください。

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COMMENTS

1 : YSK : May 13, 2009 07:34 PM

”辞任劇”???
馬鹿馬鹿しい!!!

そんな卑近な事よりも、民主国家として守らなければならない大切な事があるのをおわかりでしょう。
なぜ、そのことをお書きにならないでしょうか。

それについてこそ、お聞かせ頂きたいと思います。

2 : 廣淵升彦 : May 13, 2009 09:11 PM

YSK様 「辞任劇のような卑近な事よりも、民主国家として守らなければならない大切な事」といわれても、範囲が広すぎ抽象的すぎて何を指しているのかわかりません。ぜひお教えください。

3 : 悠々 : May 13, 2009 09:19 PM

小沢民主党党首の辞任会見は歯切れが悪い、自己擁護が目立つものでした。自分が犠牲になって政権交代のために身を引くのだ、と未練がましい繰り言を並べていましたが、金権体質を未だに引きずっているのは見え見えですから、「自民党にはもっとあくどくやっている奴が居るのに何で俺だけが狙い撃ちされるのだ!」と言うのが本音でしょう。日本のマスコミは政府のステートメントや当事者の言い分をそのまま流すことが多いです。それでは単なる伝達機関にしか過ぎません。事の本質をしっかり見定めて、ステートメントや当事者の言い分の裏を見極めて記事にすることが報道機関の存在価値だと思います。

4 : 湖の騎士 : May 13, 2009 09:42 PM

悠々様 「政権交代のため」というのは民主党の事情です。国民がそれを望んでいるのかどうかは分からないことです。それよりも大事なことは、政治家としていかに身を処するかです。辞めてまで影響力を残すために鳩山支持を画策しているようですが、これはいただけない。鳩山氏は小沢氏といわば「共犯」でしょう。二人ともすぱっと身を引くべきです。経済・安保・教育などについて徹底的に意見を競い合う候補が少なくとも3人以上出てきてせめて5日間くらいかけて公開討論を行い、世論の支持を最も集めた者が党首になるといった過程を踏まないと民主党への支持は集まらないでしょう。

5 : ねこ屋亭主 : May 13, 2009 11:30 PM

見出しの作り方には、気が付きませんでした。目からウロコでした。
さっそく、今晩のNHKニュースの字幕は「鴻池官房副長官、健康問題で辞任」でした。発表通りをタイトルですね。
これこそ、スキャンダル辞任ということが分かっていながらですから、
悪質です。視聴者をミスリードしますね。

6 : alien : May 14, 2009 12:47 AM

小沢さんの政治には理路整然とした明るさが感じられず、涙あり逆切れありで「みなまで言わずとも、心情を察してくれ」というような情緒的な印象を多分に受けます。今回の辞任はプーチン首相との会談の2日前でした。二大政党制を実現して政権をも担わんとしている野党第一党の党首が、もし堂々とプーチン氏との会談をやり遂げ「日本、あなどれず」という印象を与えることができれば、どれほど国益に資していたでしょう。民主党としても国民に政権担当能力をアピールできたのではないかと思います。しかし、実際は、「挙党一致のため」という党内事情でバタバタと辞任してしまったのですから「やはり日本は相手にするに足りず」と、プーチン氏の冷やかな目に嘲りが浮かんだかもしれません。米国のヒラリー国務長官が来日した折にも小沢氏は会う会わないでゴタゴタしていたように思います。記者会見で涙するというのも諸外国には「弱い」としか映らないと思いますので国益を損なう行為かもしれません。
政権交代を悲願としながらも言動がそれとは矛盾しているような感じを受けました。

7 : 湖の騎士 : May 14, 2009 07:35 AM

ねこ屋亭主様 記者会見した人のコメントをそのまま使うのなら、世の中には真実はまったく伝わらず悪人はいなくなるでしょう。鴻池氏の場合もずばりと「女性スキャンダルで辞任」とすべきでした。「週刊新潮」の記者に問い詰められて、しどろもどろで人妻との熱海行きを「白状」している記事を読みましたが、醜態のきわみです。自民党は次期選挙には「彼を公認しない」くらいの厳しさを示すべきです。

8 : 湖の騎士 : May 14, 2009 03:54 PM

alien様 小沢氏は「国益など考えていない人」と見られ、民主党もまた「国益とは何かを理解していない党」と見られているといってよいでしょう。彼の辞任をプーチン首相と結びつけてお考えになる点が鋭いです。たしかにプーチン氏は日本を侮ったでしょう。麻生首相もプーチン氏と握手して、「笑うべきでない場面で笑ってしまい、国益を損ねて」います。与野党とも、侮りを受けるようなことをしているのが情けないです。それにしても、小沢氏の「ドタキャン」ぶりはひどすぎます。

9 : YSK : May 14, 2009 04:27 PM

廣淵様

私どものような情報の末端に在る物と違って、廣淵様ははるかに見晴らしの良い立ち位置をお持ちだと想像致します。
そのような方から”何を指しているのかわかりません”とのご返答、甚だ残念に思います。

これからも我が国の国益を守るために、どうぞご活躍になられますようお祈りしております。

大変失礼致しました。

10 : 廣淵升彦 : May 14, 2009 11:33 PM

YSK様 辞任劇などより「民主国家として守らなければならない大切なもの」があるはずだといわれても、それが何を指すか分からない人は、100人中99人はいると思います。「ここまで言えばわかるはずだ」と思わないで、ずばりと言ってください。

11 : alien : May 14, 2009 11:57 PM

湖の騎士様
当たり前のように使ってみた「国益」という言葉ですけど、私は、つい最近、とても驚いたことがあります。そんな基本的なことを今頃知ったんですか?と皆さんに無知を笑われてしまうと思いますが驚きのあまり恥をしのんでお話します。政治・経済、歴史などを詳しく理解したうえで民主党を支持している人と知り合いになりました。ご本人は知的で穏やかでバランスの良い印象の人ですが、どちらかというと左系に連なる人脈や活動とも交流があるとのことです。話しているうちにその人が「国家は悪だ」と考えているのがわかりました。そして、社会運動や労働問題の活動などをしている人達の間では「国籍はいらない」「国境はいらない」という話はよく耳にするとのことでした。えっ?! それで私は「でも、同じ国土に住んでいるんだから国益という概念ぐらいは共有できるんでしょう?」と尋ねましたら、「国益という言葉も毛嫌いされるでしょうね」というお返事でした。私はたまげました。それまではイデオロギー対立といっても、国家という枠組みの中で幸せや豊かさを追求する方法論が違うのだと思っていました。ところが、国籍も国境も、そもそも国家さえいらないとは! びっくりしました。

12 : 湖の騎士 : May 15, 2009 09:55 AM

alien様 「国家は悪だ」と考えている人は左系に多いです。これはそういう思想を「組織的に」刷り込まれているからです。そして仲間内でそうしたことを常に語り合っています。それをそのまま信じてしまうのは「無知」としかいいようがありません。もし国家がなくなれば、世界は暴力団・テロリスト・マフィアなどが思うままにのさばる無秩序状態になるでしょう。人命は危険にさらされ、人権などは完全に無視されます。左の人々が夢見るユートピア社会などとはほど遠い地獄絵が展開することは間違いありません。そんなことは起こりえないと思う人は、想像力が乏しすぎます。国家が事実上なくなっていることで、ソマリアには社会秩序もなく海賊が我が物顔に幅をきかせています。ために各国の船がどんな危険にさらされているかを、一度でも考えてみるべきです。国家がなくても人々が幸せに暮らせて、戦争も起きないというなら、それもいいでしょう。しかし、国家がなくなれば、今よりはるかに危険な世の中になることは目に見えています。そもそも国家をなくそうという思想そのものが、特定の国家(旧ソ連)の意思によって世界にばらまかれたのです。ばらまいたのはコミンテルンという組織でした。ナイーブな日本のインテリの多くが、この話にひっかかりました。今でもその呪縛から逃れられない人々がたくさんいます。世界で最も遅れている人々です。alien様がこの書き込みをして下さったおかげで、話は小沢辞任といった枠を超えて、世界的な広がりを持つことができました。ありがとうございました。

13 : alien : May 15, 2009 10:13 PM

湖の騎士様 
政治のことを聞きかじりに知ればしるほど次の選挙は大事に思えます。政権交代を睨むといっても両方の党に深刻な危険要因がある気がして、「実害が少ない方はどっちか」「将来に壊滅的禍恨を残さなくてすむのはどちらか」という選択になるように思われてなりません。また、どちらの党内にも多様な考え方があるようで、誰が党首となり、誰が総理大臣になるのかで国の舵取りが大きく違ってくると思います。その意味でも今回の小沢さんの辞任は後々への影響が大変大きい「事件」でした。湖の騎士様のような国際的視野をお持ちの一流の有識の方に直接インターネットでご意見を伺えるなど、一昔前では考えられない夢のようなことです。素人には状況判断が難しい時代ですので、これからも広い視野と深いご見識から物の見方をお教えくださいますようよろしくお願いいたします。
書き込みがたび重なりまして申し訳ありませんでした。

14 : 職人希望 : May 15, 2009 11:52 PM

ここ最近の麻生首相は余裕があるようにみえます。
就任して間もない時期は、気負いからか発言に軽率さがみえたりしましたが、そのようなこともほとんど感じなくなりました。

記事の内容と少しずれるかもしれませんが、定額給付金のことについて。麻生さんはたくさんのお手伝いさん、庭師や仕立て屋さんなど、沢山の人たちに触れて育ったであろうことは想像に難くありません。そんな中、両親や祖父母が何かにつけボーナスやその他のご褒美を与えるのを見て育ったのだろうと思います。そういう中で、民がどのようなことで喜ぶのか、経験として体で感じていたに違いありません。定額給付金の言いだしっぺが公明党かどうかは、彼にとってはどうでもよかったのではないでしょうか?額に関しても、もう少しあげたいけど(もちろん原資は私たちのお金ですが)、一万二千円ならぎりぎり民の心をつかめることも直感でわかっていたのではないでしょうか?

二世議員がどうのこうの話題にあがりますが、幼いころからの勉強以外のトレーニングでは、成り上がりでない本物の二世議員にはかなわないような気がします。もちろん、雑草のような議員も必要だとは思います。職業の自由という観点からも、二世三世を制限するのは無理があるのではないでしょうか。選挙区の制限も含めて。

小沢氏の辞任劇の話に戻りますと、メディアがスキャンダルを大きく取り上げないことと反比例し、国民はどんどんしらけていきます。インターネットで必要な情報は自由に手に入るようになりました。要らない情報もなだれ込んできますが。

日本のコメディは日本人にしかわからない部分があると思います。言葉で言わなくても、“間”で笑ってしまう。メディアがスキャンダルといわなくても、国民は行間で感じてしまうのではないでしょうか?

15 : Anonymous : May 16, 2009 10:37 AM

alien様 たしかに今度の選挙は、自民・民主のいずれが実害が少ないかーーを選ぶ選挙になると思います。鳩山・岡田両氏のどちらが民主党代表になるかにもよりますが、民主党の危うさは「外交・防衛についての基本姿勢が定まっていない」ことです。小沢氏が「日本には米第七艦隊だけがいればいい」という大失言をして「小沢の安保観は危ない」と有識者の間に大きな危惧の念を巻き起こしたことを、多くの方々はもう忘れています。国の安全保障について、この程度の認識しか持てない党首が率いる政党が政権を取ったら日本は国際的に孤立してしまいます。そのことがいかに恐ろしいことかについて、次の総選挙で徹底的に論じてほしかったです。私が鳩山氏の立場だったら、「小沢氏の功績は認め、その大半の政策は継承する。しかし、日米安保についての私の認識は小沢氏とは大きく異なる。日本の安全の根底には日米安保条約がある、これを強化していくしかない」とはっきり言うでしょう。こうした発言によって国民の不安を取り除くことが急務です。しかし鳩山氏には、その重要さがまったく見えていません。私の物の見方について、過分なお言葉を頂戴し、ありがとうございます。少し面映ゆいです。

16 : 湖の騎士 : May 16, 2009 02:41 PM

職人希望様 麻生首相が子供のころから使用人への気配りをする父母や祖父母を見て育ち、民衆が何を望んでいるかを皮膚感覚で知っていたのではないか、というご指摘は非常に面白いです。メディアではまず伝わらないご意見で、非常に貴重です。彼は時々ずれていますが、時には鋭く民衆の好みを掴んでいます。定額給付金について、ほとんどのメディアや評論家は批判しましたが、実際に給付が始まると民衆の反応はポジティブに変わってきました。小沢氏について、今回の辞任表明でいちばん罪が重かったのは、プーチン首相の訪日と重なったことです。会談もキャンセルされ、マスコミ報道は小沢一色になり、プーチン訪日はかすんでしまいました。日本にとって、これは計りがたい損失です。こういうことを、小沢氏も民主党もまったく読めていない気がします。そしてマスコミもこの問題について感度が鈍いのが気になります。