View of the World - Masuhiko Hirobuchi

January 17, 2010

法律以上に大切なもの -

民主党の小沢一郎幹事長は、ここのところ自らの元秘書が逮捕されたことに対して「私どもはなんら法律に触れることはしていないつもりだ」と発言しています。これに違和感を覚える国民は多いと思います。小沢氏は法律を徹底的に調べ、何が違法で何が違法でないかを知りつくしている人だといわれます。氏の解釈では今の法律に照らして、「自分は違法なことはしていない」つもりなのでしょう。しかし大多数の国民は、そういういわば「テクニカルな法解釈」ではなく、もっと大きな政治家としてあるいは人間としての「倫理観」を問題にしているのです。常識とか良識というのは、法律よりももっと大切なものです。法律についてはなにも知らない小中学生でも、人間として何をしてはいけないか、どういうふうに振る舞えばよいかは知っており、教えられています。人間社会は「法律以上に大切なもの」によって成り立っているのです。この基準に従えば、東北のダム工事に際して、小沢氏の「天の声」が決定的な影響力を持っているという、建設会社の関係者の証言などに照らしても、彼が政治家として疑惑を持たれることをしてきたのは、ほぼ誰の目にも明らかではないでしょうか。その見返りが政治献金だったのでしょう。事は「帳簿に収支を記載する際のミス」なんかではないはずです。こういう当たり前のことが、メディアではあまり伝えられず、欲求不満を感じている読者や視聴者は多いと思います。あえて「誰もが感じているが、活字や音声で語られていないこと」を書きました。

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COMMENTS

1 : mayu : January 17, 2010 07:27 PM

湖の騎士様が仰るとおり、何が正しいことで、何が間違っているか、これほどまでに明かな事について、民主党議員もメディアも口を濁しています。これは異常な事態と言っていいでしょう。しかも鳩山総理は政府トップの立場でありながら、小沢一郎に対して「闘ってください」とは不適切を通り越して「頭脳無き政権」の面目躍如?たるものが・・・(以前のご指摘の通りですね)

小沢一郎の発言を逆に解釈すると、法の網の目に引っかかりさえしなければ、セーフ。現行法に触れなければどんなことをしたって自分に手は出せないのだ、と事実上検察を挑発しています。まるで己に異を唱える人間を嘲笑うかのように、微細な隙間を職人技宜しくかいくぐる腕前を誇示しているようにさえ思えます。
それに加えて言い方はきついですが、民主党内は思考停止、マスコミも機能停止というより自ら言論統制スパイラルに嵌っています。

もう私たち一人一人が声を挙げるしかないところまできています。先日、石原都知事が外国人参政権に異を唱えました。やっと声が大きく響く方からのメッセージが発信されましたが、まだまだ外国人参政権や人権擁護法案の危険性は一部の人達にしか認識されていません。取りあえず今は地方議会に外国人参政権反対決議のお願いと、地元の主な神社に請願書の署名運動を依頼しています。手応えはまだありませんが、声が数多くなれば動いて下さる可能性もあるのではないかと思います。

ところで、民主党県総支部には松の内を過ぎた頃から24時間警察官数名が常駐するようになって、物々しい雰囲気です。自民党時代も含めて地方都市では初めて見る光景です。やはり、社会主義独裁体制のようなこの党の実体が浮き出て見えます。

民主党議員、マスコミ、メディアリテラシーに欠けた人々が揃って催眠状態のまま時がうち過ぎていくほど、日本は毀れていないと信じています。しかし、『法律以上に大切なもの』を堂々と述べる場が少なすぎる事が一番の問題です。一方、私たちはインターネットという強力なツールを持っています。私は最早、反政府ではなく国家を否定する社会主義政権と、国民との『情報戦』という名の闘いであるという認識を持っています。

2 : 湖の騎士 : January 17, 2010 09:36 PM

mayu様 現在の危機とこれが続いた場合の破局が読めていない人は多いです。小沢氏は16日に「検察と徹底的に戦う」と宣戦布告し、検察のやり方は民主主義の危機だと言いました。しかし彼の秘書3人が逮捕されても、「小沢氏はこの際身を引くべきだ」といった発言が民主党員から出てこない今の政治の方が、はるかに「民主主義の危機」です。天皇を政治利用し、中国におもねる状況は、明らかに危機的状況です。彼が独裁権を揮う政党は、まさに恐怖政治下にあり、「場合によっては幹事長を更迭することも視野に」入れられない党首(総理大臣)は、自分の役割というものをまるで理解していません。そして昨日の「検察と戦ってください」という自分の発言が、今日のメディアで「行政府の長たる者がこういうことを言うのは不穏当だ」と一斉に批判されると「そういう意味ではなかった」という言い訳をしています。この人の発言は24時間も保たないのです。民主主義の国政のイロハさえわきまえていません。小沢氏にいたっては、法の網の目をくぐることにかけては専門家なのでしょうが、彼の政治哲学やビジョン、それに外交・防衛についての考え方に共鳴している人はほとんどいません。総選挙では外国人に地方参政権を与えるなどということは、一言も言わず、もちろんマニフェストにも書かず、「政権を取ったのだから国民に信頼された」と思っている態度がありありと見えます。この暴挙を止めるために、あらゆる手段をつくしてください。希望を持ってがんばりましょう。

3 : 小龍 : January 18, 2010 01:21 AM

土曜日に行われた民主党大会を私はネットで生中継されていたものを視聴しましたが、なんとも異様な雰囲気でした。小沢氏の発言はまるで中国の国家主席が独壇場で演説するような雰囲気も漂っており、まざまざと危機的現状を見せ付けられた気がしました。
小沢氏の「検察と徹底的に闘う」という発言、そしてその発言に対する党員から起こる拍手の欺瞞さ。更には一国のトップである鳩山総理自身がどうぞ闘ってくださいなどと発言する始末。その他にも「検察ら官僚と、国民の代表である民主党政権との全面戦争だ」と発言した旧社会党系の森裕子議員の発言もありましたが、民主主義の原則を無視し民意とは到底かけ離れた発言をしながらも【民主党は国民の代表】などと勘違いも甚だしく、一種のカルト集団のような状況に陥っているとすら感じます。
彼らは政権を任される政治家でありながらも、まるで三権分立など知った事かといわんばかりに息巻いていますが、この危機的な状況を私は色々な場で発信するも、やはりまだ反応は鈍いです。検察の方々には真実を追究するべく頑張っていただきたいのと同時に、私も小さな所から出来る限りのことをやりたいと思っています。

4 : 湖の騎士 : January 18, 2010 09:59 PM

小龍様 民主党の党大会はまさにご指摘のとおり、「カルト集団が教祖を守るための集会」の観がありました。三権分立も近代民主主義国家のルールもわきまえない連中が、議会で多数を握っていることの恐怖を感じます。ジョージ・オーウェルの「1984年」に出てくる「ビッグ・ボス」の前では、何も言えない連中と民主党員が重なって見えてきます。貴方が努力して、この恐怖の状況についての警鐘をを鳴らしても、一般の人々の反響が鈍いことは、十分に察しがつきます。しかし、こういう地道な努力というのは、ある日「コツンとした手応え」があって、それ以後はかなりスムーズに事が運ぶことが多いものです。がんばってください。貴方のような人がおられることが分かっただけでも、私の大きな励みになっています。

5 : Sako : January 19, 2010 12:07 AM

民主党は、なんて稚拙なのだと、失望しています。

第2次世界大戦前後のスターリンの様に、単に政党の役職にあるに過ぎない小沢議員が、鳩山首相より強いのは、おかしいと思います。

ただ、鈴木宗男議員の演説(http://www.youtube.com/watch?v=0suKc0jRBzs)を見た時、選挙で落選させることが出来ない検察の方が巨悪ではないか?とも感じます。

6 : 湖の騎士 : January 19, 2010 08:52 PM

Sako様 民主党は稚拙というよりも、「野球のルールを知らないでグラウンドに出ているプレーヤー」のような気がします。「いくらなんでもそんな馬鹿なことはない」と思われるかも知れませんが、こういうふうに考えると辻褄が合います。鈴木宗男議員の場合は「国策捜査」だったかも知れません。しかし彼が「検察への怨念から」民主党の肩を持つというのは、頷けません。彼のケースと小沢氏のケースはまったく違います。「週刊朝日」や「日刊ゲンダイ」などは「検察は異常」というイメージをなんとか大衆に植え付けようとしていますが、これも民主党陣営の「情報操作」のひとつでしょう。朝のワイドショーのキャスターが、したり顔で「検察のやり方は民主主義の障害」みたいなことを言っていますが、いささか「紋切り型」の正義観に見えます。