View of the World - Masuhiko Hirobuchi

March 14, 2010

岡田外相は大きく変わった? -

14日(日)朝のNHKテレビに出演した岡田克也外務大臣の発言を聞いていて、「おや、この人は微妙に変わってきたな?」と思いました。核兵器持ち込みについての日本政府とアメリカとの過去の密約は密約として、「核を搭載した艦船は日本の安全にとって必要(あるいは「有効」)ですから」と言ったのです。15日の新聞にはより正確な記事が載ると思いますが、「今までの岡田氏や民主党の認識とは大きく変化したな」と感じました。社民党などは、こういう発言を絶対に容認できないと言うでしょう。12日夜10時のNHKテレビでスタジオに視聴者の代表らしき(実は意識して人選した反米家)者を集めて、ぎゃあぎゃあと討論した中に、大声で「今まで平和が保たれてきたのは日米安保のおかげではない。憲法9条のおかげだ!」と繰り返し絶叫していた人物なども「容認できない」と思うでしょう。しかし反対に「民主党もいくらか現実に目覚めてきたな。国際政治の裏表が少し分かってきたようだ」と思う人も多いと思います。鳩山首相や小沢幹事長は、この岡田発言をどう思うでしょうか? 党としてのコンセンサスを得ていない発言で、またも首相が外相発言を批判するといったことになるかも知れません。明日からは、この岡田発言をめぐっての議論が活発化することでしょうが、いずれにせよ、重大な発言だったと思います。ご覧になっていない方へのお知らせまでにーー。

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COMMENTS

1 : 悠々 : March 16, 2010 08:31 AM

「君子豹変す」という言葉がありますが、情勢に応じて柔軟なをする事も必要だと思います。
自民党政権時代には選挙公約なんて最初から空手形だという認識が国民にあったから公約を守らないからと言って誰も自民党を非難などしませんでした。
民主党政権はマニュフェストを頑なに守ろうとして予算の大盤振る舞いをしていますが、この方が将来に禍根を残すことになると思います。
公約を全部反故にしては困りますが、「財政状況を勘案したら100%は実現できません、現状では60%で我慢して下さい」、と国民に理解を求めれば赤字国債を乱発するよりはベターです。
岡田発言は聞き損ないましたが、政治は理想論だけでは成り立ちません。現状に即した対応を取るのも必要なことです。

2 : 湖の騎士 : March 16, 2010 10:21 PM

悠々様 コメントありがとうございます。君子豹変というのは理解できますが、元々君子でない者もよく豹変しますね。初めから基本がないので、しょっちゅうクラゲみたいに変わる人もいます。鳩山内閣全体の印象は「クラゲ」です。さて岡田外相の発言は、もっと大きな騒ぎになるかと思っていたのですが、鳩山邦夫氏の自民党離党騒ぎなどにかき消されたのか、あまり騒がれません。国民の87パーセントが、米軍の核持ち込みに賛成している(ヤフー調査)という現状では、岡田発言も「皆が思っていることの確認に過ぎない」と思われたのでしょうか? どうも不思議です。