View of the World - Masuhiko Hirobuchi

June 18, 2010

増税と景気回復は両立するか? -

菅直人首相は、景気回復と、財政再建と、高福祉は全部一体となって実現可能だと言っています。財務大臣だったころに、官僚やブレーンから吹き込まれた思想でしょう。この信念に基づき、彼は消費税を10パーセントに上げる方向に舵を切りました。だが、増税してはたして景気は回復するのか? 首相の考えることは、いかにも律儀でチマチマした優等生官僚が考えそうな事です。なぜそう見るかについてこのコラムで大論陣を張る気はありません。しかし気短かいようですが、結論だけ言えば、増税と景気回復は両立しないと思います。選挙民の多くはそんなことまで考えていません。小沢・鳩山に飽き飽きしていた人々は、菅内閣に高い支持を与えていますが、それは多分にマスコミが煽ったからです。この内閣の政策の矛盾に人々が早く気付いてほしいものです。(いま書き込みいただいたコメントが全部消えていますが、まもなく回復すると思います)

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COMMENTS

1 : 泥田の落武者 : June 19, 2010 05:22 PM

湖の騎士様、

財政の再建と、経済成長の両立、私は不可能であると考えます。あり得るならば、経済成長の実現の後、どの様に財政を再建していくのかという筋道を作っておく、というものでは無いでしょうか?ブレーキとアクセルを同時に踏んでみても、あまり意味が無いような・・・・・

ただその成長戦略も、21の「重点」政策、と言った時点でもう重点は無くなっているわけで、「政策のばら撒き」とでも申しましょうか。

成長戦略の根幹は私は「日本国の国際競争力の強化」を軸にしたものにするべきではないか、と愚考いたしますが。国際競争力の強化とは言いかえれば、「市場としての日本国の魅力の強化」、「企業の活動拠点としての利便性の強化」とでも申しましょうか。

どうも民主党政権は企業セクター以外の分野での成長を実現したがっているようですが、国際的に競争力のある企業、或いは企業活動の場が基盤になければ、ある程度の高い成長率は望めないような気がいたしますが。

2 : 湖の騎士 : June 20, 2010 10:51 PM

泥田の落武者様 経済に関しては菅直人首相の頭の中身は完全に整合性を欠いています。増税と成長は両立しません。そして彼が「あるはずだ」と思っている成長の分野は、あまりにも遠い未来のビジネス分野で、緊急の間に合いません。鳩山前首相と同じく一種の理想主義が現実を見る目を曇らせているのです。成長戦略は「今ある産業の強化」をまず目指すべきです。菅氏は要するに「勝ち方を知らない野球監督みたいなもの」です。