View of the World - Masuhiko Hirobuchi

October 14, 2010

お薦め本 『<思いこみ>の世界史』(山口洋一著) -

人間は数々の<思いこみ>をしており、これに基づいた歴史観を築いてゆく。とくに欧米の人たちの、思いこみはひどく、自分たちの価値観が正統なものだと思いこみすぎているーーということを、具体的に例を引きながら論じています。著者は元マダガスカル・トルコ・ミャンマー大使。その博識ぶりは大変なもので、一読すれば目からウロコが何枚も落ちます。とくにアラブ、トルコの側から世界を見ればどう見えるかを語る部分が秀逸。ご一読を薦めたい力作です。勁草書房刊。2700円プラス税。少し高いかも知れませんが、元は十分に取れます。

「“思いこみ”の世界史―外交官が描く実像」

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COMMENTS

1 : 悠々 : October 15, 2010 11:28 PM

早速netで注文しました。
スラブもですが、アラブの世界も我々の感覚では計り知れない思考をするようですから早く「目から鱗」を落としたいものです。

2 : 湖の騎士 : October 16, 2010 08:55 AM

悠々様 早速ご注文されたとうかがい心強いです。コメントありがとうございます。こういう硬派の本は読みこなす人が少ないでしょうが、読めば得るものは大きいと思います。