View of the World - Masuhiko Hirobuchi

November 27, 2010

菅総理は「疫病神」をなぜ切れないのか -

菅直人首相は、仙谷由人官房長官への参院での問責決議案可決を受けて、「(仙谷氏を)更迭することはまったく考えていない」と明言しました。この人の明言は後になってぐらつくので、腹の中はどうなっているのかは分かりません。しかし、参院でこういう目にあうずっと前から、仙谷氏が菅政権の「疫病神」であることは、明らかでした。仙谷氏の意見に従ってよかったことは一つもありませんでした。いちばん最初は韓国に対する「お詫び」の言葉を、仙谷氏が主導して菅氏に言わせたことでした。これについては「官房長官の歴史に対する無知が招いた失態だ」との批判が起きましたが、菅氏は事の重要さに気付かず、いまだに気付いていないようです。尖閣で中国漁船が海保の船に衝突してきた事件の処理と、事件のビデオを見せないという決断をしたのも仙谷氏でした。自衛隊を「暴力装置」だと発言したことも、本来なら即刻辞任すべき重大事件でした。つまり仙谷氏がしてきたことで、よいものは何ひとつなく、国益を損なう大失策ばかりでした。この人は政権にとっても日本国にとっても、まさに「疫病神」でした。国のことよりも自分の政権の行方の方がはるかに気になっている菅氏が、なぜこの疫病神を切れないのか不思議です。思えば決断力がないのでしょう。エゴイストの菅氏としては、ここは情け容赦なく仙谷氏を切るべきです。そうすれば、政権への惨憺たる支持率もいくらかは回復すると思います。しかしそんなことよりも、「日本国民のために」一刻も早く仙谷氏を更迭すべきだというのが、大方の国民の声だと思います。

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COMMENTS

1 : 悠々 : December 1, 2010 11:48 AM

仙石氏をはじめとして、民主党にはやめて欲しい大物が何人も居ますが、民主党も自民党と同じく派閥とかいろんな政党の寄り合い所帯ですから総理といえども派閥の力の原理から抜け出すことは出来ないのでしょうね。
鳩山さんが自分が退陣する時に小沢さんを道連れにしたまではご立派でしたが、後の総裁選で小沢さんを応援するといったみっともない節操を欠いた行動に出ましたが、それも彼の気のよわさだけではなさそうです。
日本も大統領制にして、国を代表する人は国民が直接選ぶようにしないと、何時までも派閥の力関係で国が動いていくという情けない状態は変わらないと思います。

2 : 湖の騎士 : December 1, 2010 11:28 PM

悠々様 コメントありがとうございます。派閥の力関係で政治が動いていることは間違いありません。仙谷氏も「自分が菅内閣のお荷物になっているかも知れない」という自覚があれば、さっさと辞任するでしょうが、この人の自信過剰ぶりは度を過ぎています。ナントカに付ける薬はないーーの見本みたいな人です。大統領制にするためには気の遠くなるような憲法上の手続きが要ります。これをできる人はまずいないでしょう。今のイギリス式「議院内閣制」のよさをもっと活かすべきだと思います。