View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 07, 2010

嘘を言ってるのは毎日か仙谷か -

12月6日の毎日新聞の朝刊は1面トップで「仙谷長官 中国に事前通知」という大見出しを掲げ、「尖閣衝突「今日、船長釈放」「政治判断 国会混迷招く」という大きな中見出しで、事の真相を明らかにしました。9月24日の午前に、仙谷由人官房長官は在日中国大使館の孔公使に電話をして、逮捕されていた中国漁船の船長を午後には釈放することを決めた旨を伝えたというものです。もしこの報道が真実なら、これまで船長の釈放は地検が決めたもので、政府は関与していないという政府発表とは根本的に食い違う重大ニュースです。毎日新聞の大スクープであり、菅政権にとっては決定的な痛手です。ところが、仙谷官房長官は、6日午前にこの報道を否定し、従来の主張を繰り返したそうです。私はインターネットの記事で仙谷発言を知りました。不思議なのは、その後この「スクープ」のことも、仙谷氏の「否定発言」も、テレビでも(もちろんNHKを含みます)他の新聞でも報じられていないようなのです。全部のメディアに目を通したわけではありませんが、実におかしなことです。仙谷氏の政治生命にも関わるこれだけのニュースが、うやむやに葬られようとしています。仙谷氏が、毎日の記事を否定するからには、それだけの強力な証拠を示さなければなりません。毎日新聞も、自社が自信をもって発表した記事が否定されたとなれば、さらに二弾三弾を放つべきです。嘘をついているのは、毎日新聞なのか仙谷官房長官なのか、公衆の面前で黒白をつけてもらいたいものです。

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