View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 12, 2010

馬名と将来性の関係 -

1年半ばかり中央競馬会のレースを観ていますが、馬の名前からだけでも持ち主のさまざまな考え方が浮かび上がってきて楽しいです。外国に遠征してもすぐに憶えてもらえるような名を付けた馬もあれば、外国人にはまったく意味が分からない馬もあります。前者ではディープインパクト、ローズキングダム、ブエナビスタ、ドリームジャーニーといったところが有名ですが、後者(つまり純日本人向け)となるとまさに千差万別です。外国遠征などという気骨の折れることは初めから考えていないようで、この割り切り方は見事な(?)ものです。ワシャモノタリン(儂は物足りない)、ドモナラズ、ハシッテホシーノ、ハシルヨミテテ、アラシヲヨブオトコ、オレハマッテルゼというふうに、関西弁もあれば、若い女性風もあり、さらにはかつての石原裕次郎のヒット曲を付けたものもあります。さてこうした外国人には分からない名を付けた馬が、突然出世して、国内だけでは活躍の場が足りなくなり、ドバイやフランスに遠征することになったらどうなるのだろうと想像するとちょっと愉快になります。愛馬の将来をあまり買いかぶらず、国内だけで通用すればそれで十分と持ち主は考えているのでしょうが、予測がつかないのが人生です。外国人にはチンプンカンプンの日本馬がフランスの凱旋門賞に出るかも知れないと考えると楽しくなってきます。エリートとして大きな期待を背負った名を付けられた馬だけでなく、外国遠征などはまったく念頭になかった馬が海外に雄飛する様を想像するのも面白いものです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : December 15, 2010 12:44 PM

しばらく競馬場には行っていないし、TVでも見ていませんが、中央競馬にもそんなおかしな名前の馬が居るのですか?
地方競馬だとユニークな名前の馬が居たことがありますが、今は中央競馬でもなんですね。
馬主の品格が落ちたのか、そうゆう流行なのか分かりませんが、変に肩肘張った名前を付けられるよりも馬にとっては気楽なのかも知れません。
馬の名前はともかく、人の名前には日本ではいろんな意味を込めて命名されますが、フランスなど海外でも名前自体に意味があるのでしょうか?
中には意味を持つ名前もあると思いますが、殆どは祖先の名前からもらったり、聖人の名前を付けたりだと思うのですが?
だから馬の名前が意味不明でもユニークなものでもそれが遠征の障碍にはにはならないと思います。
でもドモナラズ、ハシッテホシーノ、ハシルヨミテテなんて馬がロンシャン競馬場等の一流の舞台で1着でゴールしたなんてニュースが聞きたいものです。

2 : 湖の騎士 : December 15, 2010 06:02 PM

悠々様 元々考えていたのは、「馬の将来に期待するのなら、やはり国際的に通用する名前にしようよ。あまり変な名前だと初めから『お前には何にも期待していないよ』ということになってしまう。人間の子供でも、過剰な期待はいけないが少しは期待感を表す名前にしたいものですね」という趣旨でした。今年エリザベス女王杯を勝ったイギリスのスノーフェアリーは、10万円か20万円で買われた馬ですが、名前は「雪の妖精」という何とも優雅なものでした。これが「ノーホープ(何の希望もない)」とか「ホープレス」(見込みなし)だったら、こんなに活躍はしていなかったでしょう。やはり名前は大切ですね。欧米人の名前は先祖や聖人の名が多いですね。ご指摘のとおりです。