View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 17, 2010

ゴルフの本質と国民性 -

ゴルフは他のどんなスポーツとも違った大きな特質を持っています。それは何でしょうか? 「最少の打数でボールをホールに入れること」でしょうか? そういえば他のスポーツでは得点の「多さ」を競いますが、ゴルフでは打数の「少なさ」を競います。しかしそんなことよりも何よりも、ゴルフの一大特色は「すべて自己申告」ということです。「プレーを取りしきる審判」もいません。「自分はこれだけの打数で回りました」というのを各人が申告することが絶対の原則です。このゲームは各プレーヤーの正直さと、フェアプレーの精神がないと成り立ちません。さらにゴルフではいくつかの局面で、ルールの微妙な解釈を迫られることがよくあります。こういう場合、「自分の有利な解釈をしてはいけない。判断が微妙に分かれる場合には、自分に不利になるようにカウントせよ」というのが鉄則です。だから「ゴルフはジェントルマンのゲーム」と呼ばれているのです。さて、この基準に照らした場合、今の世界でゴルフの精神と最も遠いのはどの国でしょうか? 国際的なルールに従わず、自国の価値基準が絶対に正しいのだと強弁し、他国が苦心惨憺して作り上げた自動車でも家電でも、たちまち偽製品を作り上げ、知的所有権を平気で侵害している国です。ところがこの国で最近ゴルフが大人気になっているそうです。はたしてゴルフはこの国に本当に根付くのでしょうか? プレーヤー同士が「君のスコアはインチキだ!」として諍いをしていることはないのでしょうか? その辺のところを日本のメディアにもっと伝えてほしいものです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : December 19, 2010 05:12 PM

中国でもゴルフですか?
私はゴルフはしないので、分かりませんが、日本でもラフからボースを蹴ってフェアウエイに動かして知らん顔したりする輩も居るそうですね。
まして中国人のゴルファーだったらそうゆう事をする人の数はかなり多くなるでしょうね。
フェアプレイとか騎士道とかという観念には乏しい方々が多いことだと思います。
ゴルフコースのあちこちに監視カメラを置いてチェックするなんて事になるかも知れませんね。

2 : 湖の騎士 : December 19, 2010 09:19 PM

悠々様 コメントありがとうございます。この記事は外交を正面から論じたりするよりも、もっと重大なことを分かりやすく伝えたつもりです。スポーツにおけるフェアプレーの精神という観点から、今の国際社会での軋轢や某国の勝手気ままな振る舞いを見れば、物事は非常にはっきりと見えてくると思います。

3 : 湖の騎士 : December 22, 2010 09:49 AM

niraikanai様 コメントをありがとうございます。本当に時間が経つのははやいですね。ゴルフが「自己申告」に基づくということは、プレーした人はみんな知っているはずですが、スコアをごまかすという行為はどこの国でも行われているようです。「ゴルフ・ジョーク集」というのは、文学(?)の1ジャンルとして確率されていますが、こうした本が出版されてそれを笑いながら読む人間がいることが、ユーモアと民主主義の基礎です。こうした精神がない国で、本当にゴルフの神髄が理解されるとは思いませんが、仮にこうしたジョークが流行るようになれば、自由と民主主義もいくらかは成熟するかも知れません。