View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 31, 2010

悲観ばかりしていられない -

2009年夏の民主党政権の誕生は、マスコミの過剰「持ち上げ(ヨイショ)」によるものでした。自民党への愛想づかしから、民主党が政権を取れば何かが変わり、まるで日本がよくなるような幻想を有権者に抱かせたのはマスコミでした。そのマスコミが、ここのところあからさまに菅政権を「見限って」います。民主党の無為無策、無知・無定見に気付くのが遅すぎました。しかしこの「見限り」が嵩じて、日本そのものの前途に対しても悲観的な見通しや論調が多すぎる気がしませんか? たしかに冷静に見た場合、よい材料はほとんどありません。総理大臣という最高のポストにいる人間が「今までは仮免許だったが、これからは本免許で行きたい」などと失言し、彼が任命した部下であるべき官房長官が「助手席に座って運転席にいる人間に指示している指導教官のような心境だ」などと、分に過ぎたことを口走っているような国に明るい未来はありえません。しかし、もし政権のトップが代われば、日本にはまだまだ未来があります。世界の多くの国と比較して、これだけ公共交通機関が発達し、全国どこでも水郷が普及して水が飲め、電気が行き渡り、どんな地方都市に行ってもホテルがあり、初等中等教育が受けられる国というのはそんなにあるものではありません。言葉も一つ覚えれば、全国で通用します。伝染病はほとんどなく、人権も尊重されています。自国に対してたえず文句を言っている日本人もたくさんいますが、それほど日本がいやなら他国に住むかというと、けっしてそんなことはせず、みんな日本を離れません。これほど社会的インフラが整備されている日本に住みたいとと思っている外国人はたくさんいます。為政者さえ有能なら、日本はまだまだ豊かになり、夢と希望のある国になりうるのです。そうしたことを、今後は折にふれて書いてゆくつもりです。皆様のご多幸をお祈りしつつ。  平成22年大晦日。

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