View of the World - Masuhiko Hirobuchi

January 07, 2011

仙谷をなぜ切れない? -

菅直人首相は、野党の攻勢を受けて、仙谷由人官房長官をしぶしぶ交代させ、民主党の代表代行などの要職に就ける意向だそうです。当の仙谷氏は、野党から参院での問責決議を受けた意味が分かっていず、法的に拘束力のない問責決議などで政権をゆさぶるのはおかしい、と野党を批判しています。菅氏も仙谷氏も、民主主義の基本と民意というものをまったく理解していません。参議院で野党が多数を占めたのは、「直近の民意の表れ」です。その民意を受けて、参院は尖閣問題で「事実を国民の目から隠し、無知と判断ミスにより日本に多大の損害を与えた」仙谷氏を問責決議したのです。仙谷氏も菅氏も、自分たちの判断ミスと「事実の隠蔽」がどれほど国益を損ねたかについて、何の反省もしていないことは明らかです。官房長官を辞めさせるというのは、野党の要求に屈したというよりも、「仙谷という頭脳から出る諸々の施策が国益を損ねる」からであるべきです。そういう「ねじ曲がった頭脳の持ち主」を党の要職に据えるというのは、「また同じような失敗を繰り返す可能性がある」ということです。仙谷氏は、自分の不明を恥じ、少なくとも1年くらいは「閉門蟄居」するくらいの謙虚さを持つべきです。そこに菅氏は気付いいていません。「小沢切り」で支持率の回復をは期待しているのは見え見えですが、そんなことにのめり込むよりも、まず「仙谷切り」を断行することです。彼が党の要職にいたのでは、国民は納得しないと思います。

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COMMENTS

1 : K : January 7, 2011 09:44 PM

菅氏は小沢氏を恐れているが故に、仙谷氏を切れないのでしょう。敵の敵は味方みたいなものです。菅氏の味方はもう殆どいないのです。
大体彼に人望があれば、そんな心配しなくても付いてくる議員がいるでしょうから、仙谷、小沢両氏をとっくに切っていなければいけません。
そうやってもたもたしているうちに、議員からも、国民からも見放されて行くのは目に見えてます。
誰かが言ってましたが現政権は今年の3月頃には行き詰まるのではないでしょうか。

2 : 湖の騎士 : January 8, 2011 11:02 AM

K様 コメントありがとうございます。まったくご指摘のとおりだと思います。菅首相のしていることは、「何ひとつ原理原則に基づいたものはない」と言えます。すべては「これをすれば自分の得になる」という計算からです。小沢を切るのも仙谷をかばうのも、「私利私略」からであり、国家国民の利益になるからではないのです。そこが分からぬかぎり、何をやっても支持率は上がるわけがありません。発想といい行動といい、万事があまりにも「けちくさい」のです。