View of the World - Masuhiko Hirobuchi

February 02, 2011

鳩山記者会見に出席して -

2月2日、東京有楽町の外国特派員協会での鳩山由紀夫前首相の会見に出席しました。今夜の各テレビ局のニュースでは、いちおう取り上げられると思います。取り上げそうなポイントはあえて探せば3つです。 (1)小沢一郎氏が裁判で無罪を勝ち取って将来強力なリーダーとして活躍することを願う (2)与謝野馨氏の入閣については全く理解できない。民主党を倒すと宣言して新しい政党を創ったのに変節して民主党政権の閣僚となった。(彼には私も国会でやりこめられて個人的に激したこともあったーーという事例を引いて) (3)菅内閣は小泉ー竹中路線に逆戻りしたようだ。私が力を入れた東アジア共同体案はいつのまにか語られなくなり、TPPに力を入れている。官僚の巻き返しがあったのかも知れない。
この3ポイントはいずれも記者の質問に答えたものです。実は質疑応答に入る前に、鳩山氏は約32分英語でスピーチしました。用意したペーパーを読み上げただけです。長すぎ、退屈で、何度も聞いた抽象的観念的な言葉の羅列でした。苦痛の表情を浮かべ、「早く終わらないかな」ということを体で示している記者もいました。内容が空疎であった証拠には、この長い演説について質問した記者が皆無だったことです。相変わらずこの人は「自分がなぜ失敗したのか」ということを、何も学んでおらず、何の反省もしていないのだなと思いました。明日の新聞はどう伝えるか知りませんが、これが「現場で感じたこと」の速報です。

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COMMENTS

1 : 悠々 : February 4, 2011 11:09 PM

鳩山さんはもう過去の人のはずなのにプレスセンターで記者会見なんて恥さらしなことを未だやるんですね。
センター側が申し込んだのか自分で売り込んだのか分かりませんが、茶番ですね。
日本の将来を左右するような話が出るわけがないし、参会者は皆さん茶番劇を見たくてお出かけになったのだと思います。
それにしてもお粗末極まる会見だったようで日本の恥を去れしたようで私は日本人として恥ずかしいです。
先生がブログで教えて下さったから知り得た知識です。ありがとうございます。

2 : 湖の騎士 : February 5, 2011 10:23 AM

悠々様 この会見はクラブ側が働きかけたか鳩山さんが売り込んだのかは調べていません。私は後者だと思います。出席者は多く、ほぼ満席でした。それにしても質問者の中に日本のメディアの現役記者は皆無でした。ひとつには政治記者は英語で質問できないためでしょう。せっかくの英語による大演説(?)に関する質問も皆無でした。出席者はそんなカビの生えた高尚な(?)な理論などに興味がないのです。目下の関心はひたすら「小沢がらみ」と「政局」です。そういう空気(場のニーズ)が全く読めず、自分が空回りしていることが分かっていませんでした。翌日の朝日新聞には似顔絵入りで、小沢がらみと与謝野がらみの発言が載っていましたが、産経は無視していました。会見が終わってから、本人が退場する際にも拍手はまばらでした。これがまあ総合的な評価でしょう。私は「あなたが完全に政界を引退することが、日本にとって最有効な「くすり」になると思うがどうですか?」と聞きたかったのですが、質問する元気もありませんでした。