View of the World - Masuhiko Hirobuchi

March 10, 2011

前原前外相の実績 -

前原誠司外務大臣が辞めた翌々日(火曜日)、朝のワイドショーでは「潔い」という評価と「辞めるほどのことはなかった」という評価がかなり強く前面に出ていました。元々民主党好きで民主党政権実現のためにコメントしてきた人たちがしゃべっているのですから、前原びいきになるのは当然ともいえる内容でした。外国人から政治献金を受ければ、イギリスなどではその場で「政治家としてはアウト」です。そんなことを許していては、国は外国の謀略によって滅びてしまうというのが世界の常識です。しかし、岡田克也幹事長のコメントなどを聞いていても、そういう危機感・切迫感が感じられませんでした。感度が悪いのはメディアもほぼ同じです。ところが月曜日(7日)の「報道ステーション」に出演した手嶋龍一氏のコメントは、単純明快でした。いま私が挙げたような問題には踏み込まず、前原氏の「外相としての実績」に焦点を絞り込み、「アメリカはどう見ているか」をずばりと言いました。結論は「アメリカは前原氏をまったく評価していない。先般前原氏がワシントンを訪問した際には、副大統領にも会わせるなど異例の措置を取ったが、これはあくまで「外交辞令(儀礼)」の範囲だ。首相並みに扱われたと思うのは誤りだ。外相として前原氏はなんら実績を挙げていないからだ」というものでした。手嶋氏は「死者に鞭打つようだがーー」という断りを入れていました。次期首相に最も近い男といわれ、本人もその気になって周囲に菅首相への批判を洩らしていた前原氏ですが、そういえば外相として何をしたのか、実績といえるものはないようです。それを言い出せば菅首相は首相として何をしたのでしょうか? 多くの人の記憶では「小沢一郎氏の党員資格を停止しただけ」ということになりそうです。9月の代表戦であれだけ「一に雇用、二に雇用、三に雇用」と叫んでいたのに、その後雇用はふえたのでしょうか? どなたかに教えていただきたいものです。

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