View of the World - Masuhiko Hirobuchi

March 28, 2011

日本馬ドバイで1,2着の快挙 -

暗いニュースばかりが続く中で、日本時間の27日未明にドバイで行われた世界最高賞金の競馬レース、ドバイ・ワールドカップで日本馬が1着、2着を占めたことは今朝の新聞のスポーツ欄でご覧になった方も多いと思います。「この未曾有の災害の中で競馬の話など不謹慎だ」と思う方は、ちょっと世界の基準からははずれています。非常時だからこそ常時の神経が必要なのです。「たかが競馬じゃないか」と思う人もいるでしょう。しかし昔からイギリスには「宰相の印綬を帯びるよりもダービー馬の馬主になりたい」という名言もあるのです。首相になるよりもダービー馬の手綱を取る方がはるかにむずかしく、これぞ男子の本懐という考え方です。同意するかどうかはあなたの自由ですが、こういう文化もあるのだということは、承知しておいていただきたいものです。優勝したのは去年の有馬記念の覇者ヴィクトワールピサ、2着はトランセンドです。ヴィクトワールの調教師は、この馬の優勝が日本人に希望と勇気を与えてくれることを願うというコメントを出しています。27日夕方7時のNHKニュースでは、この快挙は報じられませんでしたが、もっと広く知られてよいニュースだと思います。

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COMMENTS

1 : 悠々 : March 28, 2011 10:42 PM

日本の競馬馬が海外に遠征しても、何時も惜敗どころか惨敗していたのですから、今回の1位2位入賞というのは快挙ですね。
これがイギリスかフランスで勝ってくれたらもっと嬉しいのですが、賞金が最高と言うことは、石油の金にまかせて高額賞金で参加馬を集めると言う、2流のレースみたいなのが残念です。私は競馬のことを全く知らないので、もしかしたらドバイ・ワールドカップは一流のレースなのかも知れませんが・・・
いずれにしてもこの時期ですから、こうゆう明るいニュースはもっと大きく取り上げて欲しかったです。

2 : K : March 29, 2011 12:01 AM

日本馬が初優勝したのは、新幹線のドア上にある文字ニュースで知りましたが、2着も日本馬だったのは初めて知りました。ブエナビスタの着順は知らせていたのに。
やはりどんなニュースも見出しだけでなくて、ちゃんと内容を全部読むようにしないと駄目ですね。良い機会なので、この馬の事やレースの事色々調べてみたいと思います。どんな知識もなんかの役には立つでしょうから。

3 : 湖の騎士 : March 29, 2011 09:27 AM

悠々様 コメントありがとうございます。ドバイのレースはたしかに石油で得たお金をもとにして世界中から一流馬を集めています。しかし、これも20年、30年、100年と続けば一流のレースに育つ可能性は十分にあります。元々サラブレッドという馬(「完全に育てられた」という意味)はイギリスで人工的に交配を繰り返して生まれた競走専門の馬ですが、大元は三頭のアラブ産の馬です。ドバイのレースは、そんな先祖を偲び、「競馬の本家本元はこちらですよ」ということを世界に誇示しているのではないかと思います。ドバイで競馬が行われているというのは、幸いこの地域でテロが起きていないという証明です。つまりは競馬は平和と繁栄の証拠です。日本のメディアも中央競馬会もこのくらいの見識を持っていてほしいものです。競馬をギャンブルとしか見ない人は了見が狭すぎます。

4 : 湖の騎士 : March 29, 2011 09:42 AM

K様 コメントありがとうございます。競馬についての知識は外国(とくに欧米)の人々との会話に大きく役立ちます。簡単な競馬の歴史を知ることは楽しみでもあります。オークスといえば三歳牝馬の最高のレースですが、これは有名なダービー卿が婚約者で樫(オークス)の木のある館の美しい令嬢レディ・ハミルトンに捧げるために開催したレースだった(開催した時はもう結婚していたと思いますが)という話などは、ロマンティックでなかなかいいお話です。アスコットの競馬場などはまさに社交の場で、紳士淑女が多数詰めかけます。映画「マイ・フェア・レディ」にもその一場面が出てきます。そういうことも競馬の魅力のひとつですね。