View of the World - Masuhiko Hirobuchi

April 02, 2011

米軍の救援活動をようやく伝え始めたテレビ -

東北関東大震災から3週間が過ぎました。この間、日本のテレビ各局は自衛隊および米軍による救援活動をほとんどまったく伝えませんでした。これは報道姿勢としては「偏向」ではではないかという批判が巻き起こり、ようやく3月29日ごろから、NHKが米軍と自衛隊の共同作業を伝え始めました。テレビ朝日の「報道ステーション」は、31日にいたって初めて米軍の「友だち作戦」を伝えました。キャスターは、「今までお伝えできませんでしたけれど」という苦しい言い訳をしていました。遅くなっても、まったく伝えないよりははるかによいことです。とくに仙台空港の瓦礫を手早く撤去し、滑走路を使えるようにした米軍の功績は絶大です。心の中では米軍を嫌っている人もいるでしょう。しかしこういう大仕事を手早くやってくれたことには国民の大多数は感謝していると思います。遅ればせながら、ニュースを扱う当事者に正常な感覚が芽生えてきたことを喜びたいものです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : April 2, 2011 08:50 PM

私は2月に仙台空港を訪れているので、津波に襲われた直後の空港の写真を見ていたから、僅か数日で米軍が空港を使えるようにしたニュースを見てその機動力に驚きました。
米軍の活躍はそのニュース以後はあまり報道されていませんでしたから、どのような援助・救助が行われて居たのか知りませんでした。当然空港を利用した米軍機による資材の運搬は行われて居たでしょうし、それ以外にも活躍していたと思います。
米軍以外にも各国が助けてくれていると思いますが、テレビに映るのは保安院とか言う訳の分からない役所のおじさんが訳の分からない説明をするのを延々と流したりしているだけでした。
もっと、他の取り口でニュースを伝えて欲しいです。
識者面した人が、偉そうな口調で、喋るのもいい加減うんざりです。

2 : K : April 2, 2011 09:25 PM

救助も支援も物流ルートが確保されて初めて実行に移せるものですから、今回陸・海・空路と全てのルートが断たれたのは、初期救援において非常に痛かったと想像します。そんな中いち早く空母を三陸沖に派遣し、ヘリをつかった捜索と、物資輸送が出来た事には、補給ルートの確保が重要な意味を持つ軍のノウハウも有った事でしょう。
例え報道はされなくても、今回直接支援を受けた方々は、彼らの事を忘れないでしょうから、きっと大丈夫だと思います。

今回の災害で、世界のあらゆる国からの支援表明を聞いたり、みたりしていると、日本という国は自分たちが思っている以上に意外に好かれていたのではなかったかと感じます。そして、いつかこの恩を返せる時が来ると信じています。

3 : 湖の騎士 : April 3, 2011 10:45 AM

悠々様 コメントありがとうございます。仙台を2月に訪れられたということで、現実感はひとしおでしょう。それにしても瓦礫の山でまったく使えなくなった仙台空港を、驚くべきスピードで修復してくれた米軍の機動力と心構えには感心します。日本のメディアとくにテレビ局の現場には、反米反自衛隊的な思想に懲り固まった社員が多くて、米軍や自衛隊の活動は全く伝えられなかったのだということが、保守陣営の論客に指摘され、そのことが世論を動かしてテレビ局への批判が相次いだ結果、このような超遅ればせの報道に繋がったというのが真相のようです。米軍のリビアでの行動は賛成できませんが、日本を助ける活動はありがたいことです。感情的な反米家の数が減ってもっと理性的に物事の本質を見る人々がふえてほしいものです。

4 : 湖の騎士 : April 3, 2011 09:44 PM

K様 コメントありがとうございます。米軍や自衛隊の救助を受けた人々は、恩義を一生忘れないでしょうから、その辺の心配はしていません。問題は米軍や自衛隊の活動を意識的に伝えようとしなかったマスコミの姿勢です。そうした姿勢は第一フェアではありません。被災地以外の人々もどこの国が本当に親身になって助けてくれたかを、正確に知っておく必要があります。次に「日本が意外に多くの国に好かれている」というご指摘は正しいと思います。「日本嫌い」のマスコミ人が、日本は悪い国と伝えてばかりいるので自信をなくし、日本は世界中で憎まれていると思っている人が多いのですが、本当は「日本はけっこう好かれている」と見てよいと思います。自信過剰は困りますが、戦後65年営々として積み上げてきた「実績」によるものといえるでしょう。