View of the World - Masuhiko Hirobuchi

May 11, 2011

「ビジネス・アズユージュアル」が文藝春秋に -

東日本大震災が起きてから4日目の3月14日に、このブログで「ビジネス・アズユージュアル」というウィンストン・チャーチルの言葉をご紹介しました。どんな異変が起きても、慌てず平然と「ふだんのとおりに」行動するのが、イギリス流なのだというチャーチルの考えは、震災一色に塗りつぶされた日本のマスコミにとって、さらには国のトップリーダーにとって、きわめて重要な示唆に富んだものだと申し上げたわけです。このことを自分の実体験と結びつけたエッセイを、10日発売の月刊「文藝春秋」6月号に書きました。お読みになった何人かの友人から「趣旨に全面的に賛成だ」という力強い感想が届いています。ぜひご一読ください。元気が出てくると思います。

[Post a comment]

COMMENTS

1 : 悠々 : May 11, 2011 10:06 PM

早速文春を入手し拝読しました。
マスコミの姿勢もさることながら、都知事が都立公園での花見はやらせないとか、つまらない発言したのもどうかと思いました。
私が4月に行った韓国での写生旅行にも4人さんが震災を理由に参加を取りやめたそうです。取りやめたのは関西の人ですから、直接の被害は無かったと思うので、自粛したのでしょうね。
震災の被害者を悼む気持ちは大切ですが、趣味の旅行までやめることはないと思います。
私も常に平常心は失わないようにこれからも努めていきます。
文春の先生の記事を読んで共感をおぼえた人は多いと思います。
総理を初めとして、政界・官界の方々があたふたしているのも、見苦しいです。

2 : 湖の騎士 : May 12, 2011 07:19 AM

悠々様 文春を早速ご購読くださり、まことにありがとうございます。私の文章に共鳴していただき本当に嬉しいです。仮定の話をしても仕方がないですが、もし菅総理が若いころからこのチャーチルの言葉を血とし肉として育っていれば、今回のような見苦しい行動は取らなかったでしょう。国のトップリーダーを目指すのなら、20世紀で尤も偉大なリーダーとされた人の行動くらい研究すべきです。それは野党の党首の皆さんにもいえることですがーー。首都圏の夜は暗いですね。明かりをつけることが悪いことだというムードが拡がりすぎると、人々の心は落ち込んでしまいます。リーダーが人間として小さいとこの苦境は乗り切れません。明るく未来への展望を描けるリーダーが首相になってほしいものです。

3 : niraikanai : May 13, 2011 11:22 PM

ご無沙汰しております。なかなかコメントを書くことができず、申し訳ありませんでした。

「文芸春秋」の湖の騎士様のコラム、拝読致しました。
ここのブログでも「Buiness as usual」という考えを知ったとき、はっとしました。みなが同じ方向を見て、焦っていると感じたからです。(実際、私もそうだったのですが)

震災発生より2か月以上が経ち、被災地から離れた私たちには生活をしていて特に支障はありません。でもニュースで現状を目の当たりにすると、どうしても心の中に石を投げ込まれたように落ち着かなくなり、「普段通りの生活をしていていいのだろうか」と思ってしまうのです。

でも、ボランティアに行ったり、自分の生活を犠牲にしてまで寄付したりするばかりが支援ではないのですよね。自分のやるべきこと=普段通りの生活、仕事と思い、ふっと気づいた時に募金したり物資を送ったり。節電には常に気をつけたり。

政府からの指示を待つだけでなく、私たち自ら「どうするのが、被災地の方々にとって最善なのか」を考えていくのも大切だなと、湖の騎士様のコラムを読んだあとに考えました。

4 : 湖の騎士 : May 14, 2011 11:30 PM

niraikanai様 コメントありがとうございます。この文春の記事のあとに続く話は非常に示唆的です。停電などで国民に
耐乏生活を強いたヒース内閣によると「電力は足りないのだ」ということでした。国民はほぼ黙ってその不自由に耐えていました。だがやがて「民意を問う」総選挙が行われ、与党は過半数を割り込みました。第三の党と連立を組んで生き延びる手もありましたが、「憲政の常道」にしたがって総辞職し、ウィルソン内閣が誕生しました。新内閣の下で、街は急に明るくなり希望のようなものが生まれてきました。選挙期間中ウィルソン氏は「電力は十分にあるのだ。不足しているというのは、政府に能力がないからだ」と言い続けてきたのです。今の日本で菅政権は「失政」により、節電を国民に強いています。しかし、もし政権が交代し、もっと明るくて正直で、有能な首相が誕生すれば、こんな電力不足などいっぺんに吹き飛ぶでしょう。国民全体が不景気面の菅直人の「詐術」にかかっているのです。ご参考までに。