View of the World - Masuhiko Hirobuchi

June 25, 2011

「お呼びでない」 -

菅直人首相は「自分がやるべき仕事はまだまだある」と言い張って、醜態をさらしています。困るのは日本国民だけでなく世界中に醜態をさらしていることです。そして本人は、自分の我執(がしゅう)がどれほどみっともないことであり、恥ずかしいことであり、どれほど多大な迷惑を国家国民に与えているかについて、まったく自覚がないことです。まともな感性を備えていれば、「ああ、世間も国民も民主党の幹部も、閣僚も官僚たちももはや自分を必要としていないのだな」と分かるはずです。うんと古い話で恐縮ですが、かつての人気番組「シャボン玉ホリデー」の最後の部分で植木等が出てきて、およそ見当はずれのことを言い、途中で自分の見当はずれぶりに気付いて、ザ・ピーナッツの二人に「お呼びでない、お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました」と言ってずっこけ、きまり悪そうに消えてゆくシーンを思い出します。もしあの番組が形を変えて今に続いていたら、菅首相は格好の「揶揄(やゆ)の対象」になっていたでしょう。つまり誰も彼を「お呼び」ではないのです。それをまったく勘違いして、この仕事は自分がやらねばならぬと思い込んでいるところが、なんとも哀れであり、了見違いもはなはだしい。自分がしなければと思っている仕事などは、後任が立派にやってのけるでしょう。それよりも一刻も早く「あ、お呼びでないね」と気付くことです。ザ・ピーナッツからどんと肘鉄を食らう前に! いくらなんでもたとえが古すぎるかも知れませんが、菅首相を見ていると、偉大なるコメディアン植木等が、何十年も前にやっていたカリカチュア(戯画)を思い出します。早く画面から消えてほしい。

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