View of the World - Masuhiko Hirobuchi

July 01, 2011

気になるチャペス -

ここのところスペインのテレビなどでは、ヴェネズエラのチャペス大統領のことが連日伝えられていますが、日本のメディアの関心は薄いようです。ラテン・アメリカ諸国の中でも徹底的な反米家で知られ、刺激的な反米的言動が注目を浴びてきました。このチャペス氏が、先月キューバを訪問したあと、消息があまりはっきりせず、いろいろな憶測が生まれていました。7月1日の産経新聞は、いわゆる「ベタ記事」で消息を伝えましたが、キューバで手術をしたあと、静養しており、自分は元気だということを示すために演説をしたということです。それにしても彼はなぜこんなにも長く帰国しないのか。推測はいくらでも可能ですが、裏付けとなる情報は不足しています。まさかアメリカの情報機関が関与しているということはないでしょうが、気になります。日本では彼の重要性も、彼が狙っていることについてもほとんど関心がありませんが、世界の「要注意人物」の中でも十指に入る人だと言えます。菅直人首相の言動や国内政局のニュースばかりで、私たちの視野はずいぶん狭くなっていますので、ここらで思い切って目を「意外性があり、かつ重要な人物」に向けることを提案したいと思った次第です。

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COMMENTS

1 : 悠々 : July 4, 2011 09:23 PM

日本のマスコミの目線は狭いですね。
今は菅内閣、原発、などの国内中心で、南米までは目が届かないのでしょう。
チャペス大統領のキューバでの治療については報道されましたが、その本当の意味は私には推しはかりようがありません。
亡命がらみなのか? 本当に治療だけなのか?
もっと掘り下げて欲しいものです。
キューバにはどこの社も特派員は置いていないのでしょうか?

2 : 湖の騎士 : July 5, 2011 06:57 PM

悠々様 内閣のレベル低下とマスコミのレベル低下は連動している気がします。国内の政局のことも大事ですが、たまには産油国なるがゆえか過激な反米行動を取っているベニズエラの大統領の行動が世界政治にどういう影響を与えるのかくらいを考えるだけの視野はほしいところです。5日の産経によるとチャペス氏は帰国したそうですが、癌が見つかったのならさっさと帰国して自国の医師による手術を受ければよさそうなもの。それをしないということは、自国の医療技術を信用していないか、あるいは医師たちの中に反チャペス勢力がいるのを疑っているかのどちらかでしょう(あるいは双方)。もうちょっと中南米のことも視野にいれた報道を望みたいものです。コメントをありがとうございました。