View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 05, 2011

「どじょう政権」の行方 -

野田佳彦政権が発足したばかりだというのに、「この政権はどうなって行くのだろう?」と考えるのはちょっと気が早すぎますが、そこをあえて書いてみます。先週月曜日に民主党代表に野田氏が選ばれた直後、このブログに寄せられた読者の方からのコメントに対して、私は「恐るべきスピーチ力の持ち主が現れた」と書きました。自らを格好悪いどじょうになぞらえるなどは、並みのセンスではありません。彼の言動を見ていて感じるのは「この人はまさにマーケティングとしての政治をやっているな」ということでした。どんなビジネスでもまず「顧客」というものが必要です。政治では移り気な一般大衆が、顧客であり、消費者(コンシューマー)です。その大衆の心を掴み内閣および民主党の「ひいき」になってもらうためには、大衆に理解できる言葉で、しかも大衆の共感を呼ぶたとえ話なりエピソードを語る必要があります。この点で「どじょう」をもってきたのは大成功でした。マスコミはこの政権に対して過剰なまでに好意的です。支持率も読売が65%、朝日が53%と及第点をはるかに越えています。
さて問題はここからです。この支持率とマスコミの好意が今後も続くかどうかです。私はこの政権にはかなりの不安材料があるように思います。
最大の問題は「外国人からの献金」です。前原誠司氏に加えて、野田総理自身も在日韓国人から献金を受けていたことが発覚しました。他にも民主党には相当の規模で外国人からの献金が流れ込んでいるようです。世論調査では「献金問題は大したことではない」と答える人が多く、メディアはそれだけで、あたかも野田氏や前原氏が「免罪」になったかのような伝え方をしていますが、それは大衆が物を知らないからで、そうした愚論に乗っかるマスコミは大まちがいを犯しています。民主党全体が、外国人に取り込まれつつあるという疑念はこれから徐々に拡がってゆくでしょう。まさに国の根幹にかかわる問題で、この党は深い闇の部分を抱えています。
次の不安材料は「閣僚の資質」です。防衛大臣、国家公安委員長、厚生労働大臣への不安はぬぐえません。このほかに「口が軽く、専門知識に乏しく、エリート臭丸出しで、周囲の人々の支持をまったく得ていない」と伝えられる人が、最重要の閣僚に起用されました。彼が首相の呼び出しに応じて官邸に入ってゆく時の嬉しそうで得意満面の表情を見ていて、「ああ、この人は職責の重要性を認識していないな」と感じた方は多いと思います。日本および世界の経済が抱える長重大な危機をいかにして乗り切るかを四六時中考えている人であれば、ああいう表情は浮かべないはずです。ここで名前を伏せてもしようがありません。安住淳財務大臣です。彼が野田政権のアキレス腱にならないことを祈りたいものです。彼が失敗すれば、それはとりもなおさず日本国民の不幸に繋がるからです。

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