View of the World - Masuhiko Hirobuchi

April 23, 2012

審議拒否を咎める前に -

田中防衛大臣らの問責決議案が参院で可決されたにも関わらず、彼らを更迭しない野田首相の姿勢に反発して、自民党が「審議拒否」をしています。これを新聞やテレビは批判しています。「筋が違うんじゃないか」と思います。「この原因を作り出した人間をまず糾弾すべき」です。「この人には一日も日本の防衛をまかせておけない。これでは国がもたない」と思っている人は何百万、何千万人もいます。こういう最悪の人事を行って、国民に多大な不安感を与えている張本人は、言うまでもなく野田佳彦首相その人です。最も罪が重いのは彼です。そこを突かないで、自民の審議拒否をあげつらうというのは、問題のすり替えであり本末転倒です。これは一種の詐術であり、「目くらまし」です。恐ろしいのは、こうした詐術に簡単に引っかかってしまう大衆がいることです。テレビでキャスターがちょっと深刻ぶって、審議拒否をするのは「税金の無駄遣いだ」などと言うと、「そうだ、そうだ」と同調してしまう人が実に多い。あなたの周囲にもこういう人がいるでしょう。審議拒否をするのは、政局を有利に運ぶという計算もあるでしょうが、もっと差し迫った「早く防衛大臣だけでも取り替えてくれ。そうしなければ日本は本当に危ない!」というやむにやまれぬ思いからの行動と見るべきです。首相の問題すり替えにやすやすと乗ってしまうマスコミに猛省をうながしたいです。

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COMMENTS

1 : Sako : April 24, 2012 08:21 AM

田中大臣は最低な大臣だと思います。
ただ、自民党の手法は、社民党を想起させるので嫌悪感を感じます。
自民党政権下で、野党の手法を批判してきましたが、同じ事を自分達も行っていると思います。

2 : 湖の騎士 : April 25, 2012 09:38 PM

Sako様 コメントありがとうございます。多くの人が自民党のやりかたに嫌悪感を抱いていることは分かりますが、これほど不適任な防衛大臣を更迭もしないで続投させておく野田総理の神経の方に私は嫌悪感を通り越した「怒り」と「恐れ」を感じます。まともな判断力の持ち主なら、前の防衛大臣の人事で懲たはずですが、一向に反省もしていない。この無能な防衛大臣に留守を任せて訪米する神経というのは許せません。自民党の審議拒否などより、罪ははるかに重いです。