View of the World - Masuhiko Hirobuchi

May 22, 2012

覇気が出てきた新人たち -

長いあいだ企業や自治体の職員の研修を担当してきた友人から最近聞いた話です。「ここのところずっと覇気がなく、講師の顔を正面から見ることができない新人たちに会ってきた。その度合いは年々ひどくなり、このままでは日本はますます駄目になってゆくと感じてきた。ところが今年はだいぶ様子がちがった。明らかにポジティブな手応えが返ってくる。新人たちが送ってくる心の電波が力強いのだ。これは自ら演壇に立った者にしか分からない感覚だと思う」というのです。彼女は「自分のかぎられた経験だけで、日本全体のことをいうつもりはないけれど、『何かが変わりつつある』のを感じる」と付け加えました。「この力強さは、あるいは東日本大震災がもたらしたものかも知れない」とも言いました。企業や自治体の現場で働く人々が、長い「鬱(うつ)」と「無力感」を乗り越えて元気を回復し日本の再生に向かって歩み出している気がします。「それをもっと豊富なデータで証明しろ」と言われても困りますが、貴重な「定点観測」のひとつとしてご報告させていただきます。

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COMMENTS

1 : 悠々 : May 24, 2012 10:14 PM

嬉しい「定点観測」のお話しですね。
近頃の若い者には困ったものだ! と言う嘆きは平安時代の本にも書かれているそうですから、年長者の若年者に対する評価は、遠い昔から同じようなものだったのでしょう。
先生のご友人様が自治体職員の研修を通じて、若者の「ポジティブな手応え」を感じ取られているというのは、とても良い知らせです。
ひねくれ者の私が逆説的に考えるのは、いま日本を動かしている者たちがあまりにも情けない状態なので、若者が危機感を持って動き始めたという事も出来るのではないでしょうか?
肝心の壮年層が無気力では困ったことです。

2 : 湖の騎士 : May 25, 2012 02:32 PM

悠々様 コメントありがとうございます。私の友人の経験を肯定的に受け取っていただき、とても嬉しいです。「いま日本を動かしている者たちがあまりにも情けない状態なので、若者が危機感を持って動き始めたということも出来る」というのは、的を射たご感想だと思います。壮年も青年ももっと元気になれば、日本はまだまだ住み心地がよくなるでしょう。他国にも貢献できることがいっぱいあるはずです。日本人が自信を回復できるようなマスコミ報道が、これから少しずつふえていってほしいものです。