View of the World - Masuhiko Hirobuchi

September 15, 2012

自民の長老と祭りの長老を一緒にする石原氏 -

自民党の総裁選立候補者が出そろいました。テレビで発言を慎重に聴きましたが、1人を除いて民主党の生んだ3人の総理大臣に比べてはるかに安定感がありました。頭脳のレベルが違うとまで思いました。では安定感を与えなかった1人とはだれでしょうか? 言うまでもなく石原伸晃幹事長です。まず11日の報道ステーションでは、キャスターから「長老の支援を受けていることのマイナス面もあるのでは?」と聞かれ、「そんなことはない。私は少林寺拳法の出身だ。先輩の言うことには従ってきた。祭りでは長老たちが大きな方針を決める。これを実行に移すのは壮年であり、御輿を担ぐのは若者だ。長老の意見には学ぶことが多い(大意)」と言いました。14日の夜も同じ持論を展開しました。自民党の長老と町内の祭りの長老とはまったく違うものです。自民の長老は、総裁選びにも関与し、利権を追求し、古い体質丸出しでした。彼らが支配力を持っていることが、国民から総スカンを食って自民の大惨敗に繋がったのが3年前の総選挙でした。本来なら彼らは門を閉じて公衆(テレビ)の前に顔をさらすべきではないのです。テレビに顔が映るだけで、自民党への支持は減ります。そういう長老たちに担がれていることが、いかに国民の反発を招いているかが、石原氏にはまったく分かっていないと見えます。このセンスでは、日本を取り巻く諸外国の思惑も危機の本質もまったく見えていないと思います。

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COMMENTS

1 : Miki : September 26, 2012 01:07 PM

おっしゃる通りです!
石原氏の話が少林寺の方へ進んで行った時には我が耳を疑いましたが、彼が何を言っても当選直後の国会でのやじるだけの姿がつい目に浮かんでしまうので、間違って政治家になってしまったお坊ちゃまから脱皮しないままを、その都度認識せざるを得ません。
まさか“まつりごと”と“まつり”の理解を勘違いしてるなんて事は?
そこにご自慢の新宿の親父と言う方の一喝は無いのか・・・残念な方です。

2 : 湖の騎士 : September 26, 2012 03:33 PM

Miki様 コメントありがとうございます。石原氏は結局は自らの失言過多のために国民からも一般自民党員からも国会議員からも見限られ、総裁選挙では三位になってしまいました。これは仕方のないことです。敗北の弁で、彼は「ひとえに私の力不足で」と繰り返していましたが、ここは「私に徳が足りないために」と言うべきでした。ご指摘のとおり、まつりごとと祭りを取り違えているような人です。しばらく役職に就かず、人間修行に励んだほうがよいと思います。谷垣総裁を立候補辞退にまで追い込んだ罪は、人々の記憶から当分消えることはないでしょう。