View of the World - Masuhiko Hirobuchi

November 01, 2012

オバマ・ロムニーいずれが勝つか? 日本への影響 -

ハリケーン・サンディの影響でしばらく報道の量が減っていたアメリカ大統領選挙は、いよいよ来週に迫りました。日本のメディアの関心も再び上向いてきました。全米の「得票総数」で決まるのではなく、「勝った州の選挙人の数を合計した数が多い方が勝つ」というルールは、日本でもだいぶ知られるようになってきました。世論調査での支持率は、ロムニー候補が1ポイントほど優勢とか。しかし「勝者総取り方式 (Winner takes all.)の結果、選挙人の数となるとオハイオなどの有力州でオバマ氏が勝つだろうから、最終的にはオバマ候補が勝つだろうーーという見方が有力のようです。問題はどちらが大統領になるほうが、アメリカはもとより、世界および日本にとって「より望ましいか」です。これについて、明確な答えを持っている評論家はいないようです。実のところ私にもはっきりとしません。未知のロムニー氏への危惧と、4年間であまりパッとしなかったオバマ氏への失望の間で、選挙民も世界の市民もまだ「どちらが望ましいか」決めかねているのが実情でしょう。煮え切らない記事で恐縮ですが、できれば皆さんのご意見(どちらがよいか)をうかがいたいです。

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COMMENTS

1 : 悠々 : November 4, 2012 09:53 PM

私はアメリカ政界の詳しい事情はわかりません。
しかし。オバマ氏が国民皆保険を推進しようと努力していることだけは知っています。
医療保険に入るのは個人の自由で国が保険加入を強制するのは個人の自由を制限するものだという理論があるようです。
これは強者の理論であり、高額の民間の医療保険が払えずに無保険で病気になっても医者に行けない国民が大勢居ます。
その弱者達に保険を与えようとするのは、とてもすばらしい政策です。
私はこの一点だけで、オバマ氏を支持します。
強いアメリカを取り戻すために弱者を切り捨てるというのは私には受け入れられません。

2 : Sako : November 5, 2012 09:37 PM

BBCを聞いていると、オバマさんはサンディのお陰で、commander in chief としてテレビで印象付けられた、と伝えていました。オバマさん優勢ではないでしょうか?

菅さんとは大違いですね。

現在では、どちらにしろ、財政の問題があるので大きな政策転換が出来ないのではないのでしょうか?
バーナンキFRB議長を切ると言っているロムニーさんよりは、オバマさんの方が金融政策の連続性という意味ではオバマさんの方が良いと思います。

3 : 湖の騎士 : November 5, 2012 11:07 PM

悠々様 コメントありがとうございます。3、4、5の3日間東北におりましたので、お礼がおそくなりました。オバマ氏の国民皆保険制度導入を支持するというお気持ちはよく分かります。こうした考えをアメリカの伝統に反する危険な考えだと思っているアメリカ人も40パーセントくらいはいるのが実情です。そうした中で、大衆の支持を得たいという気持ちだけで政策を決めていったのでは何もできません。そこをあえて「多少のリスクは覚悟しても、自分がなすべきことはなすのだ」と決めて、反対派を説得していったオバマ氏は立派だと思います。

4 : 湖の騎士 : November 5, 2012 11:20 PM

Sako様 コメントありがとうございます。ハリケーンが襲ってきたために、国の最高司令官としてのオバマ氏のイメージが強化されたというのは、本当ですね。オバマ氏は「強運」の持ち主かも知れません。しかし強運を呼び込めたのも実力のうちといえるでしょう。ロムニー氏がバーナンキ議長を切るというのは、もったいない話です。私は日銀総裁に、せめてバーナンキの半分の度胸でもあれば、日本のデフレは数年前には終わっていただろうと思います。彼の積極的な金融緩和策がぜひとも日本にもほしいものです。もしベン・バーナンキがいなかったら、アメリカはもっと苦しんだろうというのが、私の見方です。

5 : Sako : November 7, 2012 01:09 AM

日銀総裁は、今まで学士か修士程度の(私も学士ですが)ものです。かたや、バーナンキさんは、デフレを研究した博士です。
バーナンキさんの政策は、学問的(経済学が真っ当かは問いませんが)知見の基にしているので、白川さんにもそれを求めるのは酷かと思います。
ただ、今回の金融緩和は、何故か今までとは違い、かなり効き目があるみたいです。

6 : 湖の騎士 : November 8, 2012 09:49 AM

Sako様 バーナンキ氏と白川氏の差は「学識」の差よりも「度胸」「ヴィジョン」の差だと私は思います。さらに日銀とFRBの「企業文化」の差によるのかも知れません。日銀はここ数十年ろくなことはしてきませんでした。「バブル退治」と張り切りすぎて、生きた経済を破壊してしまった総裁もいました。日銀文化をなんとかしないと日本は停滞したままです。今回の金融緩和が「かなりの効き目がありそう」というご意見は貴重なものです。その「効き目」に期待しています。