View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 13, 2012

中国は本当に「北」に不快感を示したのか? -

北朝鮮のミサイルが打ち上げられ、人工衛星と称する飛行物体が宇宙空間に届きました。11日(火曜日)の日本のメディアは、いずれも北は打ち上げを断念したとか、重大なトラブルが発生したらしいとか、評論家にいたっては、「はじめから打ち上げるつもりはなく、打ち上げる芝居をしていただけだった」とか伝えていました。その中で恵谷治氏だけが、「29日までにはかならず打ち上げる」と断言していました。そして12日、実際に打ち上げが終わりました。日本のテレビは、「米本土を射程距離に入れたミサイル技術が開発された」と伝えました。「報道ステーション」は率直に「韓国もアメリカも我々も騙されていた」と率直に認めました。そして古舘キャスターは「中国があれだけ北に警告し、打ち上げに不快感を示していたにもかかわらず、北はあえて打ち上げを強行した」と語りました。他局の夜ニュースは見ていませんが、多くのメディア関係者は「中国の不快感」を信じているのではないでしょうか? しかし、この「不快感」や「警告」は、本気だったのでしょうか? 国際社会からの集中攻撃をかわすための「芝居」であったのではないか、裏では北の行動を黙認していたのではないかーーと考えるだけの疑り深さが必要な気がします。食糧をはじめ、金銭面でも多大な援助をしている中国が、本気で怒るのであれば、記者会見などで不快感を示すよりも、もっと直接に北朝鮮に対して「凄みのある警告」ができたはずです。北朝鮮は中国の支援がなければ、とうてい存続できない国です。北に騙された日・米・韓は、中国にも騙されていると考えるだけの想像力がほしいものです。そのくらいの想像力がなければ日本の安全は保てません。

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