View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 17, 2012

「負け惜しみ」を言う政治記者たち 民意の読み方について -

国民の審判が下りました。ほぼこのブログで予測した通りになりました。日本の政治ジャーナリズムの中で生きてきた人たちと、「一般常識」は違うのだという気がしていましたが、今回もそれを痛感しました。私はもちろん「一般常識」派のつもりです。16日夜の開票速報で、各局はベテランの政治記者や評論家を起用してコメントさせていましたが、ある共通点に気づきました。それは「国民は自民党を圧倒的に支持したわけではない。第三極の政党が乱立し、これらと民主党がつぶし合ったことが、自民党を有利に導いた」というコメントです。一見もっともに聞こえる意見です。しかし、そこに私は3年前に民主党を圧勝させ、その後も保守勢力をねちねちといじめてきた永田町ジャーナリストの「負け惜しみ」を見た気がします。自分たちの思うようにならない民意・政局に苛立ち、自民党の勝利にケチをつける底意地の悪さみたいなものを感じました。これは各党の代表が日本記者クラブなどで共同記者会見した場で、経験している違和感と共通するものでした。常にどこかでお説教をし、自分の影響力を示したい人々なのだと思います。

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COMMENTS

1 : alien : December 17, 2012 07:53 PM

湖の騎士様
私もテレビ報道を見ていて「ある底意地の悪さ」に気がつきました。
安倍政権に対する外国の反応として、中国と韓国の声を一生懸命に伝えていることです。
自ずと著しく批判的な内容になります。

日本の近くにあって深く関わらざるを得ない国々の声を報道するのは一見フェアなように見えますが、よく考えてみますとバランスを保つなら、ASEANやEU、中東とか東欧など利害が異なるいろいろな地域の反応を一緒に紹介するべきではないでしょうか。

最近、領海・領域の主権を巡ってかなりヒステリックな姿勢をとっている中国と韓国の声をことさらに伝え、新政権についてネガティブなイメージを強調するメディアに「底意地の悪さ」を感じました。

2 : 湖の騎士 : December 17, 2012 08:58 PM

alien様 コメントありがとうございます。全く同感です。ヨーロッパや東南アジア各国の反応を多数報じるわけにはいかなくても、中国・韓国以外のアジアの国々で、安倍政権への期待も危惧も中韓とは全く違っているでしょうし、トルコなどは独自の受け止め方をしているはずです。それを判で押したように、毎回毎回中国と韓国の鼻息をうかがうような報道をするというのは、明らかに底意地の悪さでしょう。もう少しバランスの取れた、広い国際的視野をもって報道してもらいたいものです。そうした要望をメディアに伝える努力をして行きます。

3 : 泥田の落ち武者 : December 18, 2012 12:07 AM

湖の騎士様、

「底意地の悪さ」というよりも、誰のために記事を書いているのですか?という根源的な質問と、そのような子供だましの記事にいつまでも国民が騙されるとでも思っているのか?私の疑問です。

ちょっとネットを検索すれば、ASEAN諸国や、西欧のメディアの情報が入ってきます。彼らは安定的な政権の誕生に期待しています。

メディアの方が何を書こうと言論の自由の範囲ですが、国民の多くがますます既存のメディアからそっぽを向く、という当然の帰結に目を向けるべきでは無いでしょうか?日本国民は左程に阿呆の集団ではありません。

まあ、日本国以外の国家や、日本国の不利益を願っている集団のために報道をするのは自由ですが、自分たちの信頼を国民から失い、メディアの凋落を引き起こしているのは自分たちの報道姿勢である、という極めて自然な出来事に気が付かぬ限り、新聞や、TVの凋落を止めることは不可能でしょう。

「自業自得」、民主党、マスメディアに共通して言えるのはこの一点ではないでしょうか???????

4 : 湖の騎士 : December 18, 2012 03:35 PM

泥田の落ち武者様 コメントありがとうございます。たしかに多くの人々が既成の活字や電波ジャーナリズムに愛想を尽かし、ネットに情報を求めつつあります。そして当事者である、大手のメディアの中にいる人間は、事の重大さをまだまだ悟っていません。しかし侮れないのは、「ネットで情報を得るどころかパソコンそのものに一度も手を触れたことがない高齢者もかなりおり、その方々も選挙権を持っている」という事実です。こうした人々はなんと言っても、既存のメディアそれもテレビの影響を大きく受けています。安倍総裁が憲法問題を口にしただけで、「あの人は戦争ができる日本にしたいのだ」と唱えるデマゴーグ(福嶋瑞穂、田中真紀子等)が現れ、彼らの影響をもろに受けた老女が、同じことをテレビのカメラに向かってしゃべっているのが実情です。「既存メディア侮るべからず」というのが私の見方です。一方では、朝日新聞と東大の合同調査で、89パーセントが憲法改正に賛成し、79パーセントが集団的自衛権の行使に賛成しています。(18日付「朝日」1面)。今まで朝日新聞が説いてきたこととは全く違う世論が生まれつつあり、それを正直に載せているところに、時代の大きな変化を見る思いです。

5 : Sako : December 19, 2012 08:49 AM

集団的自衛権と憲法改正への支持の高まりは、中国と韓国の日本に対する挑発のお陰ではないでしょうか?

散々マスコミが煽っていざ民主党政権が誕生したかと思うと、この体たらく。
この3年で民主党とともにマスコミをお株を下げたのではないでしょうか?

6 : 湖の騎士 : December 20, 2012 03:16 PM

Sako様 全く同感です。中国はそれでもしつこく尖閣の領有権を主張するでしょう。核を持ち、経済力を持った者の驕りです。韓国の場合は、「一度ガツンと言わないと分からない」国民だと韓国通の作家、豊田有恒さんが書いています。今までの政権はあまりにも韓国人の心と文化について無知でした。正しいと思ったことは、はっきりと言う(それも政府が)ことが、両国の理解のために必要だそうです。摩擦を恐れて物を言わないのがいちばんいけない。民主党にはそうした「知識」と「胆力」が決定的に欠けていました。そういう無知な集団をおだてて政権を取らせたマスコミの罪は「重い」という一言では言いつくせません。いちばん自戒すべきはマスコミです。いつもコメントをありがとうございます。(公平を期すために付言しますと、自民党の河野洋平官房長官も韓国文化への無知から、取り返しのつかない「談話」を発表しました。しかし彼には反省の色はみじんもありません)