View of the World - Masuhiko Hirobuchi

March 08, 2013

「若造と侮るな」と凄む「若造」 -

3月7日、衆院予算委員会。民主党の細野豪志幹事長は安倍晋三首相の答弁が気に入らないとして、「総理は(私を)若造と見て侮り、答弁をはぐらかしたのではないか。その態度は私から見れば傲慢というものだ(大意)」と詰め寄りました。これをニュースで見て、大きな違和感と失望を覚えた人は多かったと思います。なによりも細野氏の「用語」が国会という場にふさわしくないものでした。普通は国会のような公の場、それも国権の最高機関で「若造」というような日本語は使いません。それをいうなら「若輩者とみて」くらいの言葉を選ぶべきでしょう。「若造」という言葉は、プライベートな場で友人同士の間で使う言葉です。こういう言葉を使うというのは、知的水準・教養水準を疑われても仕方のないものです。「そんな偽善者みたいなことはしたくない、私は本音で迫るのだ」と細野氏は思っているのかも知れませんが、国権の場では偽善者めいた言辞も、背伸びをした言葉の選択も必要です。それが一国の国会の品位というものです。こんな言葉を使っているようでは、与党の議員から「若造」と侮られても仕方がありません。貴方はいやしくも野党第一党の幹事長です。納税者がいかにこのやり取りに失望し、怒っているかを分かってほしい。

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COMMENTS

1 : ペルソナ : March 9, 2013 09:42 AM

品というのは、精神を磨き、感官をよく制し、言葉を鍛えて、そこから漂ってくる香りのようなものだと思います。お経にいう「あでやかな花で香りのないもの」とはかくの如き人物をいうのでしょう。世界のどこへいっても恥ずかしくない品格の持ち主を、私たちは選びたいものです。

2 : 泥田の落ち武者 : March 9, 2013 03:12 PM

湖の騎士様、

「若造」とか侮られるのが嫌ならば、ステーツマンとして正々堂々の論陣を張るべきで、どうも最近の民主党の質問やら、発言はまさに「貧すれば鈍す」を地で行くようなものが多く見受けられます。

国会議員は本来選良であり、子供じみた発言を繰り返せば、国会でも侮られ、国民にも呆れられるのが理解できないのが、国会の「落ち武者政党」なのでしょうね。

3 : 湖の騎士 : March 10, 2013 11:10 AM

ペルソナ様 奥深い仏教の言葉を引いてのコメントをありがとうございます。精神を磨き、言葉を鍛えるという「了見」がない人が、国会という場で品のない言葉を使っているのは情けないことです。自分の言動は全国民から、さらには全世界からの審判にさらされているという覚悟と緊張感をもって仕事をしてもらいたいものです。メディアが注文をつけたり、きびしく批判することが大切です。

4 : 湖の騎士 : March 10, 2013 11:30 AM

泥田の落ち武者様 コメントありがとうございます。民主党の議員は日常が面白くないので、国会で「憂さ晴らし」をしているようです。この政党には「憂さ晴らし党」「ぼやき党」といったニックネームを差し上げたいくらいです。そうかと思えば質問に中身がなく、全部「自己宣伝」「選挙対策」の議員もいます。そうした愚問が「受けている」と思う神経が許せないです。自分と自党の利益を計算せず、国家国民の利益に適う質問をするのだという気になるしか、党再生の道はありません。