View of the World - Masuhiko Hirobuchi

April 12, 2013

北ミサイル・中国的「問題のすりかえ」術 -

北朝鮮の恫喝によって、朝鮮半島が一触即発の様相を呈していますが、緊張の度合いが一番高まったのが4月10日だったと思います。11、12日は比較的落ち着いたコメントもテレビに登場しており、中には「北はミサイルは撃ちません」と言い切る人もいます(恵谷治氏)。緊張感が最高度に達した日、中国外務省の報道官が力を込めて語った言葉が印象的でした。「朝鮮で戦争が起こるのを見たくない」「各国(米・韓・日)はこれ以上北を刺激してはいけない。冷静に反応すべきだ(大意)」というものでした。「おや、おや」と思いました。朝鮮半島と周辺に緊張をもたらし、ワシントンが炎上する映像までテレビで流して自国民を煽っているのは北朝鮮ではないのですか? その北を甘やかし、暴走しても咎めずにやってきたのは中国です。それを「北を刺激し、挑発しているのは米・韓・日だ」というのです。見事な問題のすりかえです。常に他国のせいにし、事実をねじ曲げ、「自分たちは悪くない、悪いのは他国だ」と言い張ってきた中国流の論理の代表的サンプルでした。欧米日のメディア関係者や有識者が、この発言から何かを学び取ってほしいと心から願う次第です。

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