View of the World - Masuhiko Hirobuchi

May 28, 2013

中身なく言い訳と繰り返しに終始  橋下会見 -

5月27日、東京の外国特派員協会で開かれた橋下徹(日本維新の会共同代表、大阪市長)の会見に出席しました。内容の大筋は新聞やテレビで伝えられていますので、省略させていただき、私の評価と印象のみ申し上げます。2時間40分にわたる会見の中身は、ほとんど同じことの繰り返しで、新しい事実は皆無でした。周囲では「あまりにも凡庸で退屈だ」との声が上がっていました。繰り返しを避ければ、時間は半分ですんだはずです。くだくだと同じことを言うのは、出席者の時間を奪っていることになるから申し訳ない、という意識がこの人にはないようです。今まで、既成の政治家にはない歯切れのよさと、ずばりと的を射た本音の発言で「あるいはこの人は日本を変革できる逸材かも知れない」と考えたこともありましたが、見方は全く変わりました。しゃべりすぎです。この会見はしゃべればしゃべるほど事態は悪化するという見本でした。どんなに辛くともしばらくじっと耐えて沈黙を守るべきだという美学が全くない人です。韓国人についても、世界についてもほとんど勉強していないことも明らかで、こういう人は外交問題を語ってはいけないと思います。日本人全体の運命に関することを、軽々に語って波紋を拡げている責任といったものが感じられない会見で、これは明らかに「大失敗」だったと思います。しばらく沈黙を守ってほしいものです。

[Post a comment]

COMMENTS

1 : 悠々 : May 29, 2013 09:54 AM

橋下氏が大阪府知事になった時点では、私は弁護士出身の頭の切れる人なのだろと思っていました。
知事になっていろいろ新聞記事などで行動を見ていると、ちょっと変な人なのではないかと考え始めました。
府知事職を放り出して大阪市長になった時点ではもう完全に、この人はまやかしだと思うようになりました。
人の意表を突くような発言をして大向こうを唸らせるのは、芸人ならそこまででいいのですが、政治家はそれだけでは済みません。
自分の言動が他にどのような波及効果を及ぼすのか?住民にとって幸せをもたらすのか? 他に不快や不信を与えないのか? などなどを考察し熟慮してから発言し行動しなければなりません。
ましてや地方の市長職から国全体をカバーする政党の代表になったからには、国益や外交にも当然配慮する必要があります。
大阪の人は変な知事を選ぶ風潮があります。横山ノック氏を選んだのも大阪府民です。
維新の会の国会議員候補者に投票したのは、大阪府民に限らず日本全体でかなりの人たちです。
日本維新の会は直ちに橋本氏を罷免し彼に賛同する議員にも相応の処分をするべきです。それがなければ来る参院選では大敗すると思います。
結果が見え透いている記者会見に出かけられた広渕先生のご熱意には敬意を表します。

2 : 湖の騎士 : May 29, 2013 01:52 PM

悠々様 コメントありがとうございます。今回の騒動で私を含め多くの人が気付いたことは、橋下氏が自分の発言によって日本の国際的立場を著しく不利にしたという自覚が全くないことです。自分がお詫びをすれば、韓国人も世界も分かってくれると思い不要なことを延々としゃべりました。「いかに自分の失点をカバーするか」のみが彼の関心事であり、日本がどのような不利益を蒙ったかについての想像力が全くないことが分かりました。いかにも「卑怯未練」な会見でした。自分の真意が伝わらなかったのはマスコミのせいだとし、自分がすべての種を撒いたのだという反省が毫もありませんでした。「選挙で敗北すれば責任を取って辞任する」というのもいただけません。ここは失言の責任を取り、党勢を立て直すために自分は辞任するという歯切れのよい態度がほしいところです。