View of the World - Masuhiko Hirobuchi

July 28, 2013

もし民主が菅を斬っていれば -

歴史に「イフ」はないと言われますが、あえて「もしも」が許されるとしたらの話。「もしも民主党が参院選中に菅直人氏を除籍処分にするだけの果断さを持っていたら、あと3,4議席は獲れただろう」と思います。民主の惨敗は政策がどうのこうのとか、自民との対立軸を示せなかったからというような話ではありません。そんなことのもっと前に、「普通の常識と倫理観を持った人間のレベルに遠く達していなかった」ためです。海江田執行部は、菅氏の非常識な行動をむしろチャンスと捉えるべきでした。「なんという阿呆なことをしてくれたのだ」とまず思い、続いて「いや、待てよ。むしろ彼はよいことをしてくれたのではないか。よし、ここで彼を斬ろう! そして我が党は、こういう行動を取る人間を断固として処罰するだけの決断力と原理原則を持った党なのだということを、天下に示そう。愚かで汚い菅よ、ありがとう。我らは貴君を精一杯宣伝に利用させてもらう!」 くらいの発想を持てれば、選挙のムードは相当に変わったはずです。「おっ! 優柔不断と思っていた民主党もなかなかやるじゃないか! 少しは見直したよ」ということになったでしょう。今となては、虚しい仮定です。海江田氏の頭には、そういう発想の転換力もなければ、なにより人間としてのフェアーさ、出所進退のいさぎよさも爽やかさもないことが、その後の言動で明白になりました。貴重なお時間をお割きいただきありがとうございました。真夏の昼の夢としてお読みください。

[Post a comment]

COMMENTS

1 : いつはく : July 29, 2013 11:28 AM

廣淵さま
民主党に関しては、本当にこんな政党に日本丸の舵を任せていたのかと思うと、ゾッとします。もちろん私はこの愚党に1票たりとも入れたことはありませんが、この空白の数年間を取り戻すには、倍の年月を要するかも知れないことを思うと、本当に残念です。
菅氏に関するイフ、その通りですね。結果的に、そうならなかったことによって、たとえ数議席でもこの党に渡って無駄にならずに済みましたので、良かったのでしょう。

2 : 廣淵升彦 : July 29, 2013 01:40 PM

いつはく様 コメントありがとうございます。仰るとおり、民主党執行部に菅氏を斬るだけの度胸も見識もフェアーさもなくてよかったと思います。この党を許せないのは、「自分たちは国民の血税から出た政党助成金を受け取っている公党だ」という認識がないことです。もしそうした倫理観・責任感があれば、ここまで阿呆なことはしないでしょう。彼らはまだそのことに気付いていません。こんな連中と手を組んで自民に対抗できる野党を作るつもりになっている江田幹事長(みんなの党)のセンスもどうかしています。