View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 05, 2013

特定秘密保護法案の「伝え方」について -

長い間、記事を更新せず失礼しました。近くの文字を見るのにまだ少し難があるためです。さて標記の法案が6日に成立する見通しとなりました。新聞やテレビの多くは、「反対」で一貫しています。日本のメディアは「賛成論」をほとんど全く伝えていません。この法案がなぜ必要なのか、成立すればどういうメリットがああるのか、逆に成立しなければ日本にとってどういうマイナスがあるのかといった基本的な情報を伝えず、意見を述べる人々は「反対派」ばかりです。この法案は中身はもちろん大事ですが、その伝え方に多くの問題を残したと言えます。メディアは果たして「フェア」であったのかどうか? 今回のようなメディアのあり方について、賛成の方も反対の方も、どうか自由にご意見をお書きください。

[Post a comment]

COMMENTS

1 : 小龍 : December 6, 2013 06:44 PM

先生ご無沙汰しております。
白内障の手術後まだご苦労されてると思いますが、一日でも早く良くなることを祈っております。

秘密保護法案に関して先生なら何か書かれていると思い拝見しました。

私は今回の法案におけるメディア報道はラジオを含めかなり違和感を感じていました。

政府が国民へ向けて法案の詳細を説明をすることがないならば、秘密保護法案の真の目的やデメリット・メリットを伝えることがマスコミ本来の役割です。
なのに秘密保護法案にあるリスクだけをピックアップしメリットは伝えず、「得体の知れぬ不穏な空気感」を醸し出しているのは正にメディアの報道によるものだと思います。

ラジオでも連日この件に関して、各局(又はDJ)なりの見解を示していますが、埼玉発のFM局でとあるDJが番組内で

『リスナーの●●●さんはメールで、【マスコミによる連日の報道のあり方はミスリードではないか。マスコミはただただ不安をあおっているだけのように見える】とありましたが、朝日や毎日・時事通信の一般出口調査では反対が60%を超えていて、賛成派20%。実際にこの数字が出ているというのも事実なんです』

と話していました。
本来情報発信する側の役割というのは、一歩踏み込んだ先の真実を伝えなくてはならないと思いますが、ただ単に賛成・反対のパーセンテージを伝えてそこでお仕舞ではメディアの役割を果たしたとは到底言えません。

法案の目的も伝えず、ただ反対勢力だけをピックアップするようなメディアはフェアではありません。
逆に、そこまでこの法案を通されるのが嫌なのか?と勘ぐってしまいます。

2 : 湖の騎士 : December 6, 2013 09:20 PM

masato様 実に的を射たご意見です。今回の法案に関する一連の動きの中で、いちばん恐ろしいのは、国民をなにがなんでも自分たちの考える方向へ引っ張っていこうというマスコミの姿勢でした。これでは日本からは言論の自由が消えてしまいます。秘密保護法案なんかより、はるかに「マスコミによる世論の一元化」の方が怖いと感じている有識者はかなりいます。しかし日本ではそういう意見は抹殺されがちです。こんなことをしていると、かつてマスコミが「対米英戦争やむなし」という方向へ世論を誘導した戦前の悪夢を思い出します。一人でも二人でも、メディアの姿勢は「アンフェアだ」という声を直接メディアにぶつけるべきです。今日の夕7時のNHKニュースは、ほとんど初めて「法案に賛成だ」という中年男性のコメントを紹介していました。だれかがNHKに抗議した効果だと思います。どうかお元気で!

3 : 泥田の落ち武者 : December 7, 2013 03:30 PM

湖の騎士様、

御無沙汰でございます。

最近はテレビをまったく見なくなりましたので、TVメディアがどのような報道をしていたのかは全く知りませんし、朝日と毎日の報道はタイトルを見ただけで精神衛生上悪いので、記事は読んでおりません。

ただ、気になりますのが、例えば明治憲法が施行されたとき、国を挙げて万歳、万歳、と大騒ぎをしたそうですが、だれも憲法の中身を知らなかった例とか、安保反対運動に参加していた学生たちも誰も安全保障条約の条文を知らなかったりと、大騒ぎ、バカ騒ぎをしながら、実は誰も自分たちが賛成、或いは反対している対象の中身を知らなかった、というケースが我が国では多いように思われます。

今回のケースもネットで眺めている範囲では、反対の意見を表明している文化人やら、何やらという人たちのコメント等を見ていると、「こいつら絶対、法案の中身読んでないな」と思われるものが多々ありました。法案の中身を読めば、国家の機密事項の管理という観点からは、普通の内容だと思われますが。私たちビジネスマンが締結する守秘義務契約の方がよっぽど一方的な内容や、あり得ないようなケースまで規定していたりしています。

ブログ上のコメント欄でバトルになることが多いですが、割とみなさん原文や一次ソースを見ずにコメントしているケースが多く見られます。どうも今回の騒動も、一部メディアや政治勢力が、印象で世論を誘導しようという戦前の報道パターンと同じようなことをしているような気がしてなりません。(まあ、読んでませんが)
これこそ、一部メディアの大好きな「戦前への回帰」では????


4 : 湖の騎士 : December 7, 2013 05:23 PM

泥田の落ち武者様 お久しぶりです。貴重なコメントをありがとうございます。新聞を実際に読まない人のご意見というところに特に価値があります。昨夜の民主党は通りそうもない内閣不信任案を提出したり、担当大臣の問責決議案を提出したりという具合に相も変わらぬ「三文芝居」を演じていました。それが受けていると思うところが浅はかです。「知る権利が侵害される」と言いますが、中国の漁船が尖閣沖で海上保安庁の監視船に衝突してきた映像を放送することを禁じて、国民の「知る権利」を奪ったのは民主党政権であり、官房長官の仙谷由人氏でした。その党の海江田党首が「知る権利」を口にするとは、呆れるばかりです。メディアは自分たちとは異なる意見を持った論客は一切排除しています。この人々が今回の法案についてどういう見方をしているのか、読者視聴者には全く伝わりません。これも「国民の知る権利を奪っている」ことになるのではないでしょうか?