View of the World - Masuhiko Hirobuchi

February 06, 2014

都知事選 引き際の美学 -

東京都知事選も大詰めを迎えています。勝負は大体決まったと見られています。細川・小泉陣営は「演説会ではこちらが圧勝しているのに、なぜ世論調査では支持率が伸びないのか?」とぼやいているそうです(最新の「週刊朝日」)。メディアもご本人たちも、簡単なことが見えていない気がします。「わかっていても書かない」のかも知れません。「簡単なこと」というのは、細川氏も小泉氏も「引き際が美しくない」から、支持が集まらないということです。とくに小泉氏の場合は、数年前に社長を辞めた男が、後輩の現役社長の経営方針にケチをつけて、経営に口を挟んでいる姿にそっくりだということに本人は気付いていません。細川氏は、かつて経営に失敗して退陣した男が、「いま日本というを会社を救えるのはあなたしかいない」というおだてに乗ってシャシャリ出てきた感じです。二人とも「醜悪(しゅうあく)だ」と思っている都民・国民は多いのです。たしかに小泉氏はいまでも一部の人々の間に人気はあるでしょう。しかし物事を冷静に理性的に見る人は、「彼は晩節を汚した」と見ています。私の友人知人の中には、細川氏を推している人もいますし、田母神氏を支持している人もいます。しぶしぶ「舛添氏で仕方ないか」と思っている人もいます。さまざまな友人がいる中で、このような記事を書くのは心苦しいですが、あえて「元首相組の不人気の理由は、引き際の醜悪さにある」という見方をお伝えしたいためです。もうひとつ蛇足を加えれば、「ある人が『この組織(会社・自治体・国家など)は絶対に自分を必要としている』と思い始めたとき、組織はもはやその人を必要としていない」という、古今東西に共通する名言をご両氏に進呈したいと思います。

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